TabiShiri
城 御城印 小諸市

小諸城

こもろじょう

この城について
長野県小諸市の懐古園にある城跡。 城下町よりも低い場所に築かれた「穴城(あなじろ)」として知られ、日本唯一ともいわれる。 仙石秀久(せんごくひでひさ)が近世城郭へ大改修し、のちに牧野氏10代の居城となった。大手門と三の門は国の重要文化財。 島崎藤村が小諸義塾の教師として過ごした地でもあり、日本100名城(28番)に選ばれている。

歴史・由来

小諸城を理解する鍵は、「城下町より低い場所に築かれた、逆さまの城」という地形にある。 大手門が最も高く、本丸が最も低い。浅間山の火山活動が刻んだ深い谷(田切地形)を空堀として生かした、全国でも珍しい構造で、「穴城」の名で呼ばれる。「酔月城(すいげつじょう)」という別名もある。 前身は、長享元年(1487)に大井光忠が築いた鍋蓋城(なべぶたじょう)とされる。のちに武田信玄がこの地を手に入れ、山本勘助が縄張(なわばり、城の設計)をしたと伝わるが、確かな史料はない。天文23年(1554)に現在の城の形がほぼ整ったとされる。 天正18年(1590)、豊臣秀吉の家臣・仙石秀久が5万石で入城した。三層の天守や大手門、石垣、城下町を整え、近世城郭として大きく改修した。現在の城跡の原型を築いたのは、この仙石秀久である。天守は寛永3年(1626)に落雷で焼失し、以後は再建されなかった。 その後、城主は仙石氏から松平氏、青山氏、酒井氏、西尾氏、石川氏へと移り、元禄15年(1702)、越後与板から牧野康重(まきのやすしげ)が入城した。以後、明治維新まで牧野氏10代が治めた。 現在の三の門は、寛保2年(1742)の洪水で流された後、明和年間(1766年ごろ)に再建されたもの。門と大手門は、平成5年(1993)に国の重要文化財に指定された。 明治13年(1880)、旧小諸藩士族たちが本丸跡に懐古神社を祀り、この地を「懐古園」と名づけた。大正15年(1926)には本多静六の設計で近代公園として整えられた。 明治32年(1899)から明治38年(1905)まで、島崎藤村が小諸義塾の教師としてこの町で暮らした。「小諸なる古城のほとり」などの詩は、小諸の風景から生まれた。

見どころ・特徴

【穴城の地形】 城下町を見上げる位置に城跡公園が広がる、全国でも珍しい「穴城」の構造を体感できる。 【三の門(国重要文化財)】 懐古園の正面入口にあたる二層の櫓門(やぐらもん)。「懐古園」の額が掲げられている。 【大手門(国重要文化財)】 慶長17年(1612)建立と伝わる五間の櫓門。三の門とともに、平成5年(1993)に国の重要文化財に指定された。 【天守台】 本丸にある野面積み(のづらづみ)の石垣。天守は焼失後に再建されず、石垣のみが当時の姿を伝える。 【藤村記念館】 島崎藤村の小諸での暮らしを紹介する資料館。昭和33年(1958)開館で、谷口吉郎の設計。「千曲川旅情のうた」と『破戒』第一章の自筆原稿などが展示されている。 【藤村詩碑】 昭和2年(1927)に建立された、「小諸なる古城のほとり」を刻む詩碑。 【懐古神社と動物園】 本丸跡には歴代の牧野藩主を祀る懐古神社があり、園内には大正15年(1926)開園の小諸市動物園もある。 【桜】 日本さくら名所100選に選ばれた桜の名所。ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヒガンザクラのほか、小諸生まれの「小諸八重紅枝垂(こもろやえべにしだれ)」も楽しめる。 【日本100名城】 28番。スタンプの設置場所は懐古園の入口付近とされる。 【御城印】 徴古館と懐古神社社務所(園内)で販売されている。デザインや販売状況は変わることがあるため、お出かけ前にご確認ください。
年中行事・お祭り
【桜まつり】例年4月上旬から下旬(2026年は4月1日から25日)。ソメイヨシノの見頃は4月中旬ごろ、小諸八重紅枝垂は4月下旬ごろ。夜桜のライトアップも行われる。 【紅葉まつり】例年10月下旬から11月下旬ごろ(2026年は10月24日から11月23日)。紅葉ヶ丘のライトアップが行われる。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
指定・選定
日本100名城(28番)。小諸城址懐古園は市指定名勝(2019年指定)。大手門・三の門は国の重要文化財。日本さくら名所100選(1990年選定)。
築城
前身は長享元年(1487)に大井光忠が築いた鍋蓋城とされる。天文23年(1554)に武田信玄のもとで現在の城の形がほぼ整い、天正18年(1590)に仙石秀久が近世城郭として大改修した。
テーマ
桜
基本情報
住所
長野県小諸市丁311
見学時間
懐古園の開園時間は9時から17時まで。動物園と遊園地は9時30分から16時30分まで。 入園料(散策券)は高校生以上300円、小・中学生100円。共通券(園内の施設も利用可)は高校生以上500円、小・中学生200円。未就学児は保護者同伴で無料。 12月から3月第2週までは毎週水曜が休園日。年末年始(12月29日から1月3日)も休園。 料金や休園日は変更される場合があります。詳しくは公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
しなの鉄道・JR小海線「小諸」駅から徒歩約3分。 車の場合は、上信越自動車道「小諸IC」から約5分。有料の駐車場があります(台数・料金は公式サイトでご確認ください)。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

見学記録

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