この城について
戦国大名・朝倉氏が5代約103年にわたって本拠とした、福井市の谷あいの城と城下町の跡です。天正元年(1573)に織田信長に攻められて町ごと失われましたが、発掘調査で武家屋敷や町屋、道路までがほぼそのままの形で見つかり、「日本のポンペイ」とも呼ばれています。特別史跡・特別名勝・重要文化財の三つの国の指定を受けています。
歴史・由来
この遺跡を理解する鍵は、戦国時代の町がほぼそのまま土の下に眠っていたことです。
【朝倉氏の本拠】
文明3年(1471)、朝倉孝景(あさくらたかかげ。敏景〈としかげ〉とも)が越前国(今の福井県)を治めるようになり、本拠を一乗谷に移しました。以後、5代義景(よしかげ)まで約103年間、朝倉氏はこの谷から越前を治めました。谷の中には館や武家屋敷、寺院、町屋が並び、最も栄えたころには1万人を超える人々が暮らしていたといわれます。東の山の上には、いざというときに立てこもる山城(一乗谷城)が築かれていました。
【信長との戦いと町の消滅】
天正元年(1573)8月、5代義景は織田信長との戦いに敗れて自害し、一乗谷は火を放たれて町は失われました。その後、谷は長い間、田畑の下に埋もれていました。
【発掘と復原】
昭和42年(1967)から発掘調査が始まり、町の跡がほぼ完全な形で見つかりました。昭和46年(1971)に特別史跡、平成3年(1991)に4つの庭園が特別名勝に指定され、出土品の一部も重要文化財になっています。平成7年(1995)には、発掘された石垣や礎石を使って町並みが復原されました。
見どころ・特徴
【復原町並】
約200メートルの道に沿って、武家屋敷や職人などの町屋が並ぶ町並みが、発掘で見つかった石垣や礎石を使って復原されています。戦国時代の町を実際に歩いて体験できます。
【特別名勝の4つの庭園】
朝倉館跡庭園、諏訪館跡庭園、湯殿跡庭園、南陽寺跡庭園の4つの庭園が、特別名勝に指定されています。
【福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館】
令和4年(2022)10月に開館した博物館で、出土品や復元模型などで一乗谷の歴史を学べます。
【一乗谷城(山城)】
谷の東の山(標高約443メートル)には山城の跡があり、土塁や堀の跡が残っています。
学び・特徴
指定・選定
特別史跡・特別名勝(4庭園)・重要文化財(出土品)の三重指定。日本100名城
築城
文明3年(1471)、朝倉孝景(敏景)が本拠を一乗谷に移す
テーマ
日本100名城庭園武将ゆかり山城
基本情報
住所
福井県福井市城戸ノ内町
見学時間
遺跡は散策自由。復原町並は9時から17時まで(入場は16時30分まで)、年末年始(12月28日から1月4日まで)休業。復原町並の観覧料は大人330円、小・中学生と70歳以上100円。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR越美北線「一乗谷駅」が最寄り駅です。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
見学記録
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