TabiShiri
城 御城印 岐阜市

岐阜城

ぎふじょう

別名:稲葉山城(いなばやまじょう)

この城について
別名「稲葉山城(いなばやまじょう)」。日本100名城(39番)のひとつ。永禄10年(1567)、織田信長がこの地を奪い、地名を「岐阜」と改めて「天下布武(てんかふぶ)」の本拠とした。標高約329メートルの金華山(きんかさん)山頂に建つ天守(復興天守)からは、長良川・濃尾平野を一望できる。

歴史・由来

岐阜城(ぎふじょう)を理解する鍵は、この城が信長の「天下統一」への出発点になった場所だという点にある。 城の起源は鎌倉時代、幕府の文官だった二階堂行政(にかいどうゆきまさ)が砦を築いたと伝えられるが、確かな史料は残っていない。 戦国時代、美濃(みの)の国主だった土岐(とき)氏の家中から長井(ながい)氏が実権を握り、やがて長井規秀(ながいのりひで、のちの斎藤道三〈さいとうどうさん〉)が守護・土岐頼芸(ときよりのり)を追放して美濃を手にした。この「美濃の国盗り」は、かつては道三一人の仕業として知られていたが、近年の研究では、父・長井新左衛門尉(しんざえもんのじょう)が基盤を作り、子の道三が完成させた、親子二代にわたる出来事だったという見方が有力になっている。道三は稲葉山城(岐阜城の旧称)を本拠として整備し、「美濃の蝮(まむし)」と恐れられた。 永禄10年(1567)、織田信長が「稲葉山城の戦い」で道三の孫・斎藤龍興(さいとうたつおき)を攻めてこの城を奪った。信長はこの地を「岐阜」と改め、「天下布武」の印章をここから使い始めた。「岐阜」の名は、信長の学問の師であった禅僧・沢彦宗恩(たくげんそうおん)が、中国の周の文王(ぶんおう)が天下統一の足がかりとした「岐山(きざん)」と、孔子のふるさと「曲阜(きょくふ)」にちなんで考えたと伝えられる。 天正4年(1576)、信長は家督と岐阜城・美濃・尾張の二カ国を嫡男・信忠(のぶただ)に譲り、自らは安土城(滋賀県)の築城に取りかかった。天正10年(1582)の本能寺の変で信長・信忠がともに命を落とすと、留守を預かっていた斎藤利堯(さいとうとしたか)が一時的に城を掌握したと伝えられる。その後、城主は織田信孝(のぶたか)、池田元助(もとすけ)、池田輝政(てるまさ)と移り変わった。輝政は天正18年(1590)の小田原征伐の功により三河吉田(愛知県豊橋市)へ加増転封され、代わって豊臣秀勝(とよとみひでかつ)、織田秀信(ひでのぶ、信長の孫)が城主となった。 慶長5年(1600)、関ヶ原の戦いの前哨戦「岐阜城の戦い」で、西軍についた秀信は東軍の福島正則(ふくしままさのり)・池田輝政らに攻められ、輝政の説得を受けて降伏した。戦後、徳川家康は岐阜城の廃城を決め、天守や櫓などの建材は新たに築かれた加納城(かのうじょう)に移されたと伝えられる。 現在の天守は、昭和31年(1956)に地元の募金によって建てられた鉄筋コンクリート造・3重4階の復興天守で、加納城の御三階櫓(ごさんかいやぐら)の図面などを参考に設計された。

見どころ・特徴

【「天下」を見晴らす絶景】金華山山頂、断崖の上に建つ天守からは、長良川と濃尾平野が一望できる。信長が「天下布武」を唱えた場所から眺める景色は、この城観光のいちばんの見どころ。 【天守内は資料館】天守内部は岐阜城資料館になっていて、信長・道三・斎藤氏にまつわる歴史を学べる。 【岐阜大仏とセットで】岐阜公園内の正法寺(しょうほうじ、黄檗宗〈おうばくしゅう〉)にある「岐阜大仏」は、竹を編んで骨格を作った乾漆造(かんしつづくり)の大仏で、「籠大仏(かごだいぶつ)」の別名もある。地元では「日本三大仏」の一つとされる(組み合わせには諸説あります)。岐阜城観光とあわせて訪れる人が多い。 【夏は長良川鵜飼】5月から10月にかけて行われる「長良川鵜飼(うかい)」は、岐阜の夏の風物詩。岐阜城を見上げながらの鵜飼見物は、岐阜らしい楽しみ方のひとつ。 【桜とライトアップ】3月下旬から4月上旬は、岐阜公園・金華山一帯が桜の名所になる。夜には岐阜城のライトアップも行われ、長良川越しに見上げる夜景も人気がある。
学び・特徴
指定・選定
日本100名城(39番)。続日本100名城ではなく、オリジナルの日本100名城に選ばれている城である点に注意。
築城
城の起源は鎌倉時代、二階堂行政が砦を築いたと伝えられる(確かな史料はない)。戦国時代に斎藤氏(道三ら)が本格的に整備し、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの後、廃城となった。
基本情報
住所
岐阜県岐阜市天主閣18番地(金華山頂)
アクセス
JR岐阜駅からバスで約15分、「岐阜公園・歴史博物館前」下車すぐ。そこから「ぎふ金華山ロープウェー」に乗れば山頂まで約4分(ロープウェー山麓駅:岐阜県岐阜市千畳敷下257番地)。徒歩で登る登山道もある。 御城印はロープウェー山麓駅の売店で1枚300円(通常版・プレミアムフライデー限定の金色版の2種)で販売。日本100名城(39番)のスタンプは、天守内の岐阜城資料館(天守の入館料が必要)に設置されている。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

見学記録

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