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城 鹿児島市

鹿児島城

かごしまじょう

別名:鶴丸城(つるまるじょう)

この城について
鹿児島城は、関ヶ原(せきがはら)の戦いの直後、慶長6年(1601)ごろに薩摩藩(さつまはん)の初代藩主・島津家久(しまづいえひさ)が築城を始めた城です。「鶴丸城(つるまるじょう)」の名でも知られ、公称77万石の島津氏の居城でありながら、天守を築かなかったことが特徴です。令和2年(2020)に正面の御楼門(ごろうもん)が復元され、令和5年(2023)には「鹿児島城跡」として国の史跡に指定されました。

歴史・由来

この城を理解する鍵は、大きな城を築いて守るのではなく、簡素な造りで構える薩摩(さつま)ならではの城づくりにあります。 【城山と島津氏の居城】 鹿児島城の背後には城山(しろやま)があり、もともとは上山城(うえのやまじょう)という中世の山城がありました。近世になって、その麓(ふもと)に島津氏の居城が広げられたのが、いまの鹿児島城跡のもとになっています。 【築城】 関ヶ原の戦いの直後、慶長6年(1601)ごろ、初代藩主の島津家久(忠恒〈ただつね〉とも)が築城を始めました。それまでの居城は内城(うちじょう)でした。家久の父・義弘(よしひろ)は、この場所は海に近く守りにくいとして、築城に最後まで反対していたと伝えられています。完成の時期は、資料によって1604年から1615年まで説が分かれています。 【天守のない城】 公称77万石の大名の城でありながら、天守などの高い建物や高い石垣は築かれませんでした。その理由は、「薩摩は人をもって城となす」という考え方によるともいわれます。また、徳川家に疑いをかけられないよう簡素にしたという説明もあります。 【明治の動乱】 明治6年(1873)の火災で本丸が焼け、御楼門も失われました。出丸(でまる)には私学校(しがっこう)が設立されましたが、明治10年(1877)の西南戦争(せいなんせんそう)では、城のうしろの城山が最後の激戦地となりました。9月24日には、西郷隆盛(さいごうたかもり)が自刃(じじん)したとされています。戦争のあと、明治15年(1882)には私学校のあった場所に県立の鹿児島医学校と附属病院が置かれました。 【国の史跡へ】 この一帯は、昭和6年(1931)に国の史跡「城山」として指定されていました。令和5年(2023)3月20日には、県指定史跡「鶴丸城跡」の範囲も合わせて広げ、名称を「鹿児島城跡」に改めて、国の史跡に指定されています。

見どころ・特徴

【御楼門(ごろうもん)】 正面にそびえる二階建ての城門で、令和2年(2020)に復元されました。高さ・幅ともに約20メートルあり、日本最大級の城門と紹介されています。明治6年(1873)の火災で焼けてから、約150年ぶりによみがえりました。毎日、日没から22時まで、門と石垣のライトアップが行われます。 【堀とハス】 本丸を囲む堀は、ハスの名所として知られています。夏にはハスの花が咲き、御楼門と重ねて写真に収める人が多い場所です。 【石垣に残る弾痕(だんこん)】 私学校の跡の石垣には、西南戦争のときについたといわれる弾痕が数多く残っています。 【鹿児島県歴史・美術センター黎明館(れいめいかん)】 城跡に建つ県の施設で、原始から近現代までの鹿児島の歴史を展示しています。大型の模型(ジオラマ)や映像、鎧(よろい)の試着体験コーナーがあり、幕末から維新にかけての資料が充実しています。 【城山で巡る西郷隆盛ゆかりの地】 城のうしろの城山(標高約100メートル)には、西郷が最後の5日間を過ごして薩軍(さつぐん)を指揮したとされる西郷洞窟(さいごうどうくつ)があります。明治10年(1877)9月24日に西郷が自刃したとされる岩崎谷(いわさきだに)口の「西郷隆盛終焉(しゅうえん)の地」や、昭和12年(1937)に完成した高さ8メートルの西郷隆盛銅像もあります。城山展望台からは、鹿児島市街地と錦江湾(きんこうわん)、桜島(さくらじま)を望めます。
学び・特徴
指定・選定
国の史跡「鹿児島城跡」。昭和6年(1931)に国史跡「城山」として指定され、令和5年(2023)3月20日に県指定史跡「鶴丸城跡」の範囲も合わせて拡大し、名称を改めて指定されました。日本100名城の97番。薩摩藩・島津氏(公称77万石)の居城。
築城
慶長6年(1601)ごろ、初代薩摩藩主・島津家久(忠恒)が築城を始めました。完成の時期は、資料によって1604年から1615年まで説が分かれています。
基本情報
住所
鹿児島県鹿児島市城山町7-2
見学時間
【黎明館】 9時から18時まで(入館は17時30分まで)。月曜日(祝日の場合は翌日)、毎月25日(土曜日・日曜日の場合は開館)、12月31日から1月2日は休館です。常設展の入館料は、一般430円、高校生・大学生270円、小学生・中学生160円です。 【御楼門のライトアップ】 毎日、日没から22時まで。 開館時間・休館日・料金は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
市電「市役所前」電停から徒歩約5分。バスの場合は「市役所前」から徒歩約5分、観光周遊バス「カゴシマシティビュー」は「薩摩義士碑前」下車すぐです。JR鹿児島駅からは徒歩約15分です。 車の場合は、黎明館の駐車場(普通車125台、バス20台)が利用できます。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

見学記録

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