この寺について
永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗(そうとうしゅう)の大本山です。
寛元2年(1244年)に、道元禅師が大仏寺として開き、寛元4年(1246年)に永平寺と改められました。
曹洞宗の大本山は、永平寺と、横浜市の總持寺(そうじじ)の二つです。
公式サイトによると、約150名の修行僧が、いまも日々の修行に励んでいます。
約33万平方メートルの境内に、七堂を中心とした大小70余りの堂宇が並び、建造物19棟が国の重要文化財です。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、道元禅師が、俗弟子の波多野義重(はたのよししげ)の招きで越前の山あいに開いた、坐禅修行の道場だという出発点です。
【道元禅師の歩み】
公式サイトによると、道元禅師は1200年に生まれ、8歳で母を亡くし、12歳で出家しました。曹洞宗の概要では、14歳での得度(とくど)と説明されています。
比叡山で修行したのち、明全(みょうぜん)とともに宋に渡り、如浄(にょじょう)に学びました。
帰国後に『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』を著し、京都の深草に興聖寺(こうしょうじ)を開きました。
【越前の山あいへ】
43歳のころ、波多野義重の招きで越前に向かいました。移った理由として、比叡山からの圧力を挙げる説もありますが、公式サイトは波多野義重の招きとして伝えています。
【大仏寺から永平寺へ】
寛元2年(1244年)に大仏寺として開かれ、寛元4年(1246年)に「永平寺」と改められました。
「永平」は、後漢の明帝の永平年間に仏教が中国に伝わったことにちなむとされます。
道元禅師は、建長5年(1253年)に53歳で亡くなりました。
【二つの大本山】
曹洞宗では、道元禅師と瑩山(けいざん)禅師を両祖と呼び、「一仏両祖」として敬います。
瑩山禅師が開いた總持寺は、いまは横浜市鶴見区にあり、永平寺とともに二つの大本山です。
【受け継がれる伽藍】
令和元年(2019年)に、山門や法堂(はっとう)など、建造物19棟が国の重要文化財に指定されました。
見どころ・特徴
【七堂を中心とした70余りの堂宇】
約33万平方メートルの境内に、七堂を中心とした大小70余りの堂宇が立ち並び、建物は屋根付きの廊下で結ばれています。
七堂は、山門・仏殿・法堂・僧堂・大庫院(だいくいん)・浴室・東司(とうす)とされます。
【国の重要文化財】
令和元年(2019年)9月30日に、建造物19棟が重要文化財に指定されました。山門と法堂は江戸時代、仏殿と僧堂は明治時代、大庫院は昭和の初めの建築です。
山門の下層には四天王が祀られ、楼上には羅漢像が祀られています。
【傘松閣(さんしょうかく)の天井絵】
2階の大広間の天井に、昭和初期の日本画家144名が描いた230枚の絵があります。題材は花鳥が中心で、リス、唐獅子、鯉の絵も含まれます。
昭和5年(1930年)に建てられ、平成5年(1993年)から2年かけて再建されました。
【国宝『普勧坐禅儀』】
道元禅師の直筆とされる『普勧坐禅儀』は、永平寺が所蔵する国宝です。
【修行体験】
日帰りの坐禅は予約不要で、1日3回(10時、13時30分、15時30分)、約50分です。実施の5分前までに受処で手続きします。
個人の一泊二日参禅は要予約で、団体研修は布教参禅係に申し込みます。朝課(ちょうか)に参加するときは、前日までに総受処へ連絡します。
【訪ねかた】
拝観の所要時間は、約1時間弱です。車いすで拝観できるのは、絵天井の間や山門など、一部の場所に限られます。
年中行事・お祭り
【元旦の大祈祷会】例年1月1日
【正月の行持】例年1月
歎仏会(たんぶつえ)、高祖大師降誕会(こうそだいしごうたんえ)、報恩講式などの行持が営まれます。
【達磨大師正当忌】例年10月上旬
公式サイトの「日々の行持」に、月ごとの行持が紹介されています。
【年末年始の初詣】例年12月31日の夜から1月1日の早朝
山内の拝観は無料とされます。年により変わります。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
ゆかりの食・参道の名店3 件
門前の永平寺そば
永平寺町の観光資料によると、門前には昭和初期から続く永平寺そばの店がいくつかあります。胡麻豆腐とソースカツ丼
町の観光資料は、そばのほか、永平寺の胡麻豆腐(ごまどうふ)やソースカツ丼も名物として紹介しています。精進料理
公式サイトは、精進料理のみの案内は行っておらず、昼食は門前の店の利用を案内しています。精進料理は、門前の店や宿泊施設で提供されています。
※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。
学び・特徴
本尊
釈迦牟尼仏
宗派・寺格
曹洞宗大本山。山号は吉祥山とされる。建造物19棟が国の重要文化財、『普勧坐禅儀』(道元筆)が国宝。
創建
寛元2年(1244年)、道元禅師が大仏寺として開創。寛元4年(1246年)に永平寺と改称した。
テーマ
禅
基本情報
住所
福井県吉田郡永平寺町志比5-15
参拝時間
開門は午前8時30分、閉門は午後4時30分です。午後4時までに来寺するよう案内されています。年中無休です。
拝観料は、大人700円、小中学生300円、障がい者手帳の提示で300円、未就学児は無料です。
受付は総受処です。
年末年始は、特別な時間になります。公式サイトの「年末年始のご参拝について」でご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
えちぜん鉄道勝山永平寺線の永平寺口駅から、京福バスの永平寺行きに乗り、約13分で終点です。終点から山門まで、徒歩約5分です。
福井駅東口から、京福バスの特急永平寺ライナーで、約30分です。運賃や時刻は、京福バスの公式サイトでご確認ください。
お車の場合は、中部縦貫自動車道の永平寺参道ICから約5kmです。
山内に、参拝者用の駐車場はありません。半杓橋の近くの本山コインパーキングのほか、永平寺町営駐車場が3か所あります。第1・第2駐車場は山門まで徒歩約5分、第3駐車場は約15分で、第2・第3は土日祝のみ営業です。料金は、小型車400円、マイクロバス800円、大型バス1,000円で、冬季は閉鎖される場合があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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