この神社について
武蔵御嶽神社は、標高929メートルの御岳山(みたけさん)の山頂に鎮座する古社です。社伝では崇神天皇(すじんてんのう)7年の創建とされ、山を守る神の使い「大口真神(おおぐちのまかみ)」、通称「おいぬ様」の信仰で知られています。愛犬の御祈祷(ごきとう)を受けに、犬を連れて訪れる人も多い神社です。国宝の「赤絲威鎧(あかいとおどしよろい)」も神社に伝わっています。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、山の神、蔵王権現(ざおうごんげん)、そして白い狼(おおかみ)の信仰が、時代ごとに重なってきたことにあります。
【起源】
神社の由緒によると、崇神天皇7年(紀元前91年にあたるとされます)、東方十二道を平定した武将が大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)をお祀りしたことが起源です。延喜式(えんぎしき)には「大麻止乃豆乃天神社」として記されています。
【蔵王権現の山として】
天平8年(736)には、僧の行基(ぎょうき)が東国の守りを祈願して金剛蔵王権現(こんごうざおうごんげん)の像を安置したと伝わります。鎌倉時代の武将・畠山重忠(はたけやましげただ)は、社伝によれば建久2年(1191)に鎧などを奉納しました。山伏(やまぶし)が山に入る儀式は、いまの日の出祭の起こりとされています。
【江戸時代】
天正18年(1590)に朱印地(しゅいんち)三十石が寄進され、慶長11年(1606)には徳川家康の命で社殿が改築されました。山を守る狼「大口真神」の御札「おいぬ様」は、天保(てんぽう)のころから広まったといいます。
【明治以降】
明治7年(1874)に「御嶽蔵王権現」から「御嶽神社」へ、昭和27年(1952)に「武蔵御嶽神社」へと名前が改められました。
見どころ・特徴
【大口真神(おおぐちのまかみ)とおいぬ様】
日本武尊(やまとたけるのみこと)が東へ向かう途中で道に迷ったとき、白い狼が導いたと伝わります。尊はその狼を「大口真神」と呼び、この山にとどまって魔物を退けるよう願いました。境内には大口真神社があり、魔除け・盗難除けの神として知られています。おいぬ様の御札の目に三日月がかたどられているのは、日本三御嶽(みたけ)を雪月花にたとえ、武蔵御嶽神社が「月」とされたからです。
【愛犬の御祈祷(ごきとう)】
大口真神社の遥拝所(ようはいじょ)で、愛犬と飼い主がいっしょに祈祷を受けられます。所要時間は約10分から15分で、予約は不要です。犬が苦手な方もいますので、マナーを守ってお参りしましょう。正月三が日の愛犬同伴の参拝は、おすすめされていません。
【国宝の赤絲威鎧(あかいとおどしよろい)】
平安時代の終わりごろにつくられた大鎧(おおよろい)で、すべての部品がそろった最古の大鎧とされます。社伝では畠山重忠の奉納と伝わり、昭和27年(1952)に国宝に指定されました。宝物殿には武具などの文化財が収められています。
【御師(おし)の集落と宿坊】
参道には、宿坊(しゅくぼう)や食事処、みやげ物店が並ぶ御岳山商店街があります。宿坊の主人は御師と呼ばれ、神職も務めています。
【山頂の男具那社(おぐなしゃ)】
標高1,077メートルの奥の院の頂上近くに、日本武尊をお祀りする男具那社があります。江戸時代の後期に建てられた社殿は、平成17年(2005)に修復されました。
【御朱印】
本社、産安社(うぶやすしゃ)は毎日、男具那社は毎月15日、大口真神社は1月3日・5月15日・9月29日に授与されます。お正月など混雑する時期は、書き置きのみの対応になることがあります。
【ロックガーデンと綾広(あやひろ)の滝】
七代の滝から綾広の滝までの約1.5キロメートルは、岩の間を渓流が流れるロックガーデンです。綾広の滝は滝行の場所としても知られています。
年中行事・お祭り
【元旦祭】1月1日 8時から。
【節分祭】2月の節分の日。
【春季大祭】3月8日 11時から。
【日の出祭(ひのでさい)】宵宮(よいみや)は4月28日の夜、御神幸(ごしんこう)は4月29日。山伏の入峰の儀式が起源とされる中世からの祭りで、神職や鎧武者、氏子らの行列が、御岳平から御師の集落を通り、三百余段の石段を神輿(みこし)とともに登ります。
【夏越の大祓(なごしのおおはらえ)】6月30日 17時から。
【太々神楽(だいだいかぐら)】6月から11月。
【流鏑馬神事(やぶさめしんじ)】9月29日の夕方。
【奉納剣道】10月の日曜日。
【秋季大祭】11月8日 11時から。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
櫛麻智命大己貴命少彦名命日本武尊廣國押武金日命
社格
旧社格は府社。神社本庁に属さない単立神社。延喜式に「大麻止乃豆乃天神社」として記される古社。国宝の赤絲威鎧(赤絲威鎧〈兜、大袖付〉)を所蔵。
創建
崇神天皇7年(紀元前91年にあたるとされます)。天平8年(736)に行基が金剛蔵王権現の像を安置したと伝わります。
基本情報
住所
東京都青梅市御岳山176
参拝時間
【本殿奥の玉垣内の各社】9時から16時まで自由に参拝できます。
【愛犬の御祈祷】9時から15時30分ごろまで(予約不要)。一頭3,000円から。
【宝物殿】土曜日・日曜日・祝日の9時30分から16時まで(入場は15時30分まで)。拝観料は大人500円、小人300円です。
開館時間・休館日・料金は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR青梅線の御嶽駅から西東京バスで「ケーブル下」(滝本駅)へ。御岳登山鉄道のケーブルカーで御岳山駅まで上がり、そこから徒歩約25分です。
車の場合は、圏央道の青梅ICまたは日の出ICから約40分、中央道の八王子ICから約50分で滝本駅に着きます。滝本駅には付属の駐車場があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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