TabiShiri
寺 京都市下京区

西本願寺

にしほんがんじ

別名:お西さん、龍谷山本願寺(りゅうこくざんほんがんじ)

この寺について
正式な名前は龍谷山本願寺(りゅうこくざんほんがんじ)。浄土真宗本願寺派(じょうどしんしゅうほんがんじは)の本山(ほんざん)で、地元では「お西さん」と呼ばれています。 宗祖(しゅうそ、宗派を開いた人)は親鸞聖人(しんらんしょうにん)です。聖人が亡くなったあと、娘の覚信尼(かくしんに)が東山の大谷に廟堂(びょうどう、お墓のお堂)を建てたのが始まりです。天正19年(1591)に豊臣秀吉から土地の寄進を受け、今の堀川通の地に移りました。 御影堂(ごえいどう)、阿弥陀堂(あみだどう)、唐門(からもん)、飛雲閣(ひうんかく)など国宝の建物が多く、平成6年(1994)には「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。

歴史・由来

西本願寺(にしほんがんじ)を理解する鍵は、「お墓から始まった寺が、時代の波に動かされて今の場所にたどり着いた」ということです。 【親鸞聖人と廟堂】 浄土真宗を開いた親鸞聖人(しんらんしょうにん)は、弘長2年(1262)に亡くなり、東山の大谷に葬られました。 文永9年(1272)、聖人の娘の覚信尼(かくしんに)が、墓所の北に廟堂(びょうどう)を建てて聖人の像を安置しました。これが本願寺の始まりとされます。 【「本願寺」の名と各地への移転】 覚信尼の子孫の覚如(かくにょ)は、廟堂を寺院にすることをめざし、元亨(げんこう)元年(1321)ごろの文書に「本願寺」の名が見られます。 寛正6年(1465)には比叡山の僧たちに堂が壊されましたが、8代の蓮如(れんにょ)が、文明10年(1478)に京都の山科で本願寺を再興しました。 その後、山科の本願寺は焼かれ、大坂に拠点が移ります。ここが石山本願寺です。11代の顕如(けんにょ)は織田信長と戦い(石山合戦)、天正8年(1580)に退去しました。 【現在の地へ、そして東西に分かれる】 天正19年(1591)、豊臣秀吉の援助を受けた顕如は、京都の堀川の寺地に移りました。これが今の西本願寺です。 慶長7年(1602)には、顕如の長男の教如(きょうにょ)が徳川家康から京都の烏丸に寺地を与えられ、東本願寺が別に立てられました。こうして本願寺は西と東に分かれ、今も二つの本山が並び立っています。 【江戸時代から今へ】 御影堂は元和3年(1617)に焼けたあと、寛永13年(1636)に再建されました。阿弥陀堂は宝暦10年(1760)に再建されたものです。 幕末の元治2年(1865)から慶応3年(1867)には、新選組が北集会所と太鼓楼を屯所(とんしょ)にしていました。 平成6年(1994)、「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されました。

見どころ・特徴

【御影堂(ごえいどう)】 国宝。親鸞聖人の木像を安置するお堂で、寛永13年(1636)の再建です。東西48m、南北62m、高さ29mの大きさで、江戸時代の建築として現存最大級とされています。畳は734枚、約1,200人が参拝できる広さです。 【阿弥陀堂(あみだどう)】 国宝。本尊の阿弥陀如来の木像をまつるお堂で、宝暦10年(1760)の再建です。東西42m、南北45m、高さ25mあります。御影堂とは渡廊下(わたりろうか)でつながっています。 【唐門(からもん)】 国宝。桃山時代の様式をもつ、檜皮葺(ひわだぶき)・唐破風(からはふ)の門で、装飾の彫刻が見事です。一日中見ていても飽きないことから「日暮らし門(ひぐらしもん)」とも呼ばれます。他の建物から移したとする説がありますが、確証はありません。 【飛雲閣(ひうんかく)】 国宝。三層の楼閣で、金閣・銀閣とともに「京都三名閣」の一つに数えられます。聚楽第(じゅらくだい)の遺構とする説がありますが、確証はなく、建てられた事情には定説がありません。通常は非公開です。 【書院と能舞台(のうぶたい)】 国宝。桃山時代の書院造で、金碧(きんぺき)の障壁画で飾られた対面所(たいめんじょ)と白書院があります。北能舞台は、現存する最古の能舞台とされています。庭の虎渓の庭(こけいのにわ)は国の特別名勝です。書院は通常非公開です。 【大銀杏(おおいちょう)】 樹齢約400年の「水吹き銀杏(みずふきいちょう)」で、京都市の天然記念物です。天明8年(1788)の大火で、水を吹いて御影堂を守ったと伝えられています。 【朝のおつとめ】 毎朝6時から、御影堂で朝のおつとめ(晨朝勤行〈じんじょうごんぎょう〉)が行われ、参加は無料です。 【お坊さんによる境内ツアー】 お坊さんが境内を案内するツアーが、毎日開かれています(予約不要)。
年中行事・お祭り
【御正忌報恩講(ごしょうきほうおんこう)】 例年1月9日から16日。親鸞聖人の祥月命日(しょうつきめいにち、亡くなった月の命日)にちなむ法要です。 【春の法要】 例年4月13日から15日。立教開宗(りっきょうかいしゅう)記念法要などが営まれます。この期間に、国宝・重要文化財の特別公開が行われる年があります。 【花まつり】 例年4月7日・8日。御影堂門のあたりで、お釈迦様の誕生像に甘茶(あまちゃ)をかけてお祝いします。 【宗祖降誕会(しゅうそごたんえ)】 例年5月20日・21日。親鸞聖人の誕生を祝う法要で、南能舞台では祝賀能(しゅくがのう)が奉納されます。 【盂蘭盆会(うらぼんえ)】 例年8月14日・15日。 【秋の法要(全国門徒総追悼法要)】 例年秋ごろ。 【除夜会(じょやえ)】 例年12月31日。 毎月16日は親鸞聖人のご命日にあたり、法要やイベントが開かれます。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
本尊
阿弥陀如来
宗派・寺格
浄土真宗本願寺派の本山。山号は龍谷山(りゅうこくざん)。世界遺産「古都京都の文化財」の一つ。
創建
文永9年(1272)、親鸞聖人の娘の覚信尼が東山の大谷に廟堂を建てたのが始まり。天正19年(1591)、豊臣秀吉の寄進により現在地へ移った。
テーマ
世界遺産
基本情報
住所
京都府京都市下京区堀川通花屋町下る
参拝時間
【開門時間】 5時30分〜17時(法要の期間中は変更される場合があります) 【朝のおつとめ】 毎朝6時から(12月20日のみ5時30分から)。参加は無料です。 【拝観料】 境内は自由に参拝でき、拝観料はかかりません。 【非公開の建物】 書院と飛雲閣は通常非公開です。特別公開の日程は公式サイトでご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【電車】 JR・近鉄「京都」駅から徒歩約15分(タクシーで約5分)。 【バス】 市バス(9・28・75系統など)の「西本願寺前」で下車。京阪バスも利用できます。 【車】 駐車場があります(自家用車約300台、バス約30台)。法要などの行事で、一部が規制されることがあります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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