TabiShiri
寺 京都市北区

大徳寺

だいとくじ

別名:龍宝山大徳寺(りゅうほうざんだいとくじ)

この寺について
臨済宗大徳寺派の大本山で、山号は龍宝山(りゅうほうざん)。京都・紫野(むらさきの)にあり、1315年に大燈国師(だいとうこくし)の宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう)が草庵を開いたことに始まります。一休宗純(いっきゅうそうじゅん)や千利休(せんのりきゅう)ともゆかりが深く、国宝の方丈(ほうじょう)や唐門(からもん)、境内に並ぶ二十あまりの塔頭(たっちゅう)で知られる、禅と茶の湯の中心地です。

歴史・由来

大徳寺を理解する鍵は、「禅」と「茶の湯」が、時の権力者や名僧たちの手で結びついていった寺だということです。 【小さな草庵から大本山へ】 始まりは1315年(正和4年)、宗峰妙超(大燈国師)が紫野に開いた草庵「大徳庵(だいとくあん)」です。播磨(はりま)の武将・赤松円心(あかまつえんしん)の帰依(きえ)を受けたと伝えられます。1325年(正中2年)に花園(はなぞの)上皇から祈願所とされ、翌1326年に落慶供養(らっけいくよう)が行われて、寺としての形が整いました。後醍醐(ごだいご)天皇は大徳寺を「本朝無双(ほんちょうむそう)の禅苑」とたたえたと伝えられ、1334年には京都五山の上に置くと定めたとされます。のちに室町幕府の五山の制度からは外れ、坐禅の修行を重んじる道を歩みました。 【応仁の乱と一休の復興】 応仁の乱で伽藍(がらん)の多くを失いましたが、一休宗純が堺(さかい)の商人たちの支えを得て復興を進めました。この一休に参禅したのが、わび茶の祖とされる村田珠光(むらたじゅこう)です。珠光が禅の心を茶の湯に取り入れたことから、茶人たちの間で、大徳寺の禅に学ぶ流れが広がりました。 【信長の葬儀と塔頭の建立】 1582年(天正10年)、羽柴秀吉(はしばひでよし)が織田信長(おだのぶなが)の葬儀を大徳寺で行いました。秀吉はのちに、信長をとむらう塔頭・総見院(そうけんいん)を建てました。これをきっかけに、戦国武将たちが競って塔頭を建てるようになり、今の境内の姿ができあがりました。 【千利休と山門】 1589年(天正17年)、千利休が山門の上の階を建て増して完成させ、「金毛閣(きんもうかく)」と名づけました。上の階に利休の木像が置かれ、門をくぐる人が利休の足元を通ることが秀吉の怒りを買い、1591年(天正19年)に利休が切腹を命じられる一因になったと伝えられます。利休一族の墓は、塔頭の聚光院(じゅこういん)にあります。 【江戸時代の沢庵】 江戸時代のはじめには、沢庵宗彭(たくあんそうほう)が大徳寺の住持(じゅうじ、住職)に迎えられました。紫衣(しえ)事件で幕府に抗議して流罪となりましたが、のちに許され、徳川家光(とくがわいえみつ)の帰依を受けました。

見どころ・特徴

【境内は自由に歩ける】 境内は拝観料なしで歩けます。山門、仏殿、法堂(はっとう)などは、参道から外観を見学できます。 【国宝の本坊(方丈と唐門)】 方丈と玄関、唐門は国宝です。唐門は、豊臣秀吉の聚楽第(じゅらくだい)から移されたと伝えられます。方丈の南庭と東庭は特別名勝の庭園です。方丈は2020年から約10年の修復工事に入っており、本坊は通常は非公開で、見学できるのは特別公開のときだけです。 【山門(金毛閣)と法堂】 山門と法堂は重要文化財です。法堂の天井には狩野探幽(かのうたんゆう)の雲龍図があります。特別公開のときには、龍の真下で手を叩くと、お堂に音が響く様子も体験できます。 【塔頭めぐり】 二十あまりある塔頭のうち、年間を通して公開される代表的な院は次の4つです。拝観料や時間は院ごとに違うので、お出かけ前に各院でご確認ください。 ・大仙院(だいせんいん)は、国宝の本堂と、枯山水(かれさんすい)の庭で知られます。 ・龍源院(りゅうげんいん)は、1502年に建てられた大徳寺でも古い塔頭で、創建当時のまま残る方丈が重要文化財です。石庭など4つの庭があります。 ・瑞峯院(ずいほういん)は、キリシタン大名の大友宗麟(おおともそうりん)が建てた塔頭です。昭和36年(1961年)に重森三玲(しげもりみれい)が作った独坐庭(どくざてい)と、石を十字に組んだ閑眠庭(かんみんてい)があります。 ・高桐院(こうとういん)は、細川氏の菩提寺(ぼだいじ)で、楓(かえで)の南庭が知られます。公開を休止している時期があるので、事前に確認してください。 【特別公開の塔頭】 聚光院は、1566年に三好義継(みよしよしつぐ)が建てた塔頭で、利休一族の墓があります。狩野松栄(かのうしょうえい)と狩野永徳(えいとく)が描いたと伝わる障壁画は国宝です。このほか、総見院、黄梅院、真珠庵、興臨院、孤篷庵(こほうあん)、芳春院などが、期間を限って特別公開されます。国宝の茶碗などを伝える龍光院(りょうこういん)は、通常は非公開です。 【訪ねかた】 本坊や多くの塔頭は特別公開の時期だけ開くので、行く前に公開予定を調べておくと計画が立てやすくなります。
ゆかりの食・参道の名店1 件
  • 大徳寺納豆

    大徳寺納豆は、一休が製法を授けたと伝えられる発酵食品で、「寺納豆」とも呼ばれます。黒く、塩気と酸味がきいた味わいで、大徳寺の門前のおみやげとして知られています。

※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。

学び・特徴
本尊
釈迦如来
宗派・寺格
臨済宗大徳寺派の大本山。方丈及び玄関と唐門は国宝。山門、仏殿、法堂などは重要文化財。方丈庭園は特別名勝。
創建
1315年(正和4年)に宗峰妙超(大燈国師)が草庵「大徳庵」を開いたのが始まり。1325年(正中2年)に花園上皇の祈願所となり、翌1326年に落慶供養。
テーマ
国宝重要文化財庭園禅
基本情報
住所
京都府京都市北区紫野大徳寺町53
参拝時間
境内は拝観料なしで歩けます。本坊(方丈や唐門)は通常非公開で、特別公開のときだけ見学できます。塔頭は院ごとに拝観の時間と料金が違うので、各院でご確認ください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
京都市バス「大徳寺前」下車。バス停から北大路通を西へ歩くと、境内の入口があります。京都市営地下鉄烏丸線の北大路駅から徒歩約15分。有料の駐車場があります。料金は時間帯や曜日で変わります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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