この寺について
京都・大原の山里にある天台宗(てんだいしゅう)の尼寺です。寺伝では推古(すいこ)天皇2年(594年)に聖徳太子(しょうとくたいし)が開いたとされます。平家が滅んだあと、平清盛(たいらのきよもり)の娘で安徳天皇の母・建礼門院(けんれいもんいん)が入寺して仏門の生涯を送った寺として、『平家物語』の結びの舞台になっています。
歴史・由来
寂光院を理解する鍵は、『平家物語』の最後を飾る建礼門院の祈りの日々にあります。
【聖徳太子の開創と伝わる尼寺】
寺伝によれば、寂光院は推古天皇2年(594年)、聖徳太子が父・用明天皇(ようめいてんのう)の菩提を弔うために開いた寺とされます。古くから尼僧が守ってきた尼寺です。
【建礼門院の入寺】
文治(ぶんじ)元年(1185年)、壇ノ浦の戦いで平家が滅んだのち、平清盛の娘で安徳天皇の母である建礼門院徳子(とくこ)がこの寺に入り、仏門の生涯を送りました。亡き安徳天皇と平家一門の菩提を弔う日々でした。『平家物語』の最後の巻「灌頂巻(かんじょうのまき)」では、後白河法皇(ごしらかわほうおう)が大原の建礼門院を訪ねる「大原御幸(おおはらごこう)」が描かれています。
【火災からの再建】
平成12年(2000年)5月9日、放火によって本堂が全焼しました。本堂は平成17年(2005年)6月に再建されています。焼けた旧本尊の六万体地蔵菩薩(ろくまんたいじぞうぼさつ)は大きく傷みましたが、像の中に納められていた品々はほぼ無事に残り、今も国の重要文化財に指定されています。
見どころ・特徴
【本堂】
平成17年(2005年)に再建された本堂です。火災の前の姿にならって建て直されました。
【旧本尊・六万体地蔵菩薩】
火災で焼損した旧本尊は国の重要文化財で、特別公開の時期に拝観できることがあります。
【汀の池(みぎわのいけ)】
本堂前の池で、『平家物語』にも登場する風景を今に伝えています。
【建礼門院の御庵室跡と大原西陵】
建礼門院が暮らした庵の跡が残り、寺の隣には建礼門院の陵墓(大原西陵)があります。
【紅葉と雪景色】
大原の山里らしく、秋の紅葉や冬の雪景色も美しい寺です。
ゆかりの食・参道の名店1 件
しば漬け
大原名物のしば漬けは、寂光院にゆかりの漬物として知られ、建礼門院にまつわる言い伝えが残ります。
※ 営業時間・定休日は変わることがあります。各店の公式情報でご確認ください。
作品ゆかり
【平家物語】
最後の巻「灌頂巻」の舞台です。後白河法皇が建礼門院を訪ねる「大原御幸」の場面で知られています。
学び・特徴
本尊
地蔵菩薩
宗派・寺格
天台宗・尼寺
創建
寺伝では推古天皇2年(594年)、聖徳太子の開創
テーマ
平家物語ゆかり聖徳太子紅葉
基本情報
住所
京都府京都市左京区大原草生町676
参拝時間
3月1日から11月30日までは9時から17時まで。12月と、1月4日から2月末までは9時から16時30分まで。1月1日から3日は10時から16時まで。
拝観料は大人・高校生600円、中学生350円、小学生100円です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
【バス】京都駅から京都バス17・18系統、または四条河原町・三条京阪から京都バス16・17系統で「大原」下車、徒歩約15分
【駐車場】寺の駐車場はなし(周辺に私設の有料駐車場あり)
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
記録を確認中...