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寺 京都市右京区

高山寺

こうざんじ

この寺について
高山寺(こうざんじ)は、京都市右京区の栂尾(とがのお)にある寺院で、山号は栂尾山です。鎌倉時代の初めに明恵上人(みょうえしょうにん)が再興し、華厳宗(けごんしゅう)を学ぶ道場として栄えました。 国宝の「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」を所蔵する寺として広く知られ、1994年には世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産に登録されました。 境内には国宝の石水院(せきすいいん)があり、日本最古の茶園とされる茶園も残っています。

歴史・由来

高山寺を理解する鍵は、明恵上人という一人の僧が、栂尾の山寺を学びと修行の場に生まれ変わらせた、という点です。 寺の始まりは奈良時代にさかのぼるといわれます。公式サイトの年表には、宝亀5年(774)に光仁天皇の願いで開かれ、「神願寺都賀尾坊」と呼ばれたと記されています。のちには神護寺の別院となり、「十無尽院」などとも呼ばれました。 建永元年(1206)、後鳥羽上皇から栂尾の地を与えられた明恵上人が、華厳宗を盛んにする道場としてこの寺を再興し、「高山寺」と名づけました。寺名は、上皇から贈られた額「日出先照高山之寺(ひいでてまずてらすこうざんのてら)」に由来します。この言葉は、華厳経のたとえにもとづくとされます。 明恵上人(1173年から1232年)は、華厳宗の復興に力を尽くした僧です。茶の栽培を山内で広めたことでも知られ、高山寺が「日本最古の茶園」の寺といわれるのはこのためです。 その後は戦乱で境内が荒れ、天文16年(1547)には戦火で金堂など伽藍の大部分を失いました。江戸時代になると、寛永11年(1634)に仁和寺の古い御堂を移して金堂が復興され、開山堂も再建されました。 明治22年(1889)には石水院が現在の場所へ移され、昭和41年(1966)に境内が国の史跡に指定されました。平成6年(1994)には世界文化遺産に登録されています。 宗派は、明治5年(1872)に真言宗の所轄となり、昭和41年(1966)に単立(どの宗派にも属さない)の寺院となりました。

見どころ・特徴

【石水院(国宝)】 明恵上人の時代から残る、境内で唯一の建物です。もとは住まいとして使われた鎌倉時代の建物で、寝殿造(しんでんづくり)の面影を残す住居建築として知られます。 【鳥獣人物戯画(国宝)】 擬人化された動物を描く甲巻、動物を描く乙巻、人間と擬人化された動物を描く丙巻、人間の勝負事などを描く丁巻の4巻から成る絵巻です。甲乙巻は平安時代後期、丙丁巻は鎌倉時代の作と考えられています。 4巻は高山寺が所蔵し、石水院では原本ではなく模本の展示とされています。原本は、博物館の展覧会で公開されることがあります。 【日本最古之茶園】 栄西禅師が宋から持ち帰った茶の実を、明恵上人が山内で植え育てたと伝わります。碑が立つ茶園は、かつての僧房・十無尽院の跡と考えられています。現在も茶園が残り、毎年5月中旬に茶摘みが行われます。 【開山堂と明恵上人】 開山堂には、明恵上人の坐像が安置されています。毎年11月8日の午前には、新茶を明恵上人にささげる献茶式が開かれます。 【国宝・重要文化財の寺宝】 「明恵上人樹上坐禅像」「仏眼仏母像」「華厳宗祖師絵伝」など、国宝の絵画や典籍が伝わります。 【秋の紅葉】 例年11月中旬から下旬が見ごろで、栂尾は高雄・槙尾(まきのお)とあわせて「三尾(さんび)」と呼ばれる紅葉の名所のひとつです。ライトアップはありません。
年中行事・お祭り
【新年法要(修正会)】例年1月1日。 【明恵上人生誕会】例年1月8日。 【明恵上人命日忌法要】例年1月19日。 【釈迦涅槃会】例年2月15日。 【彼岸会】春と秋の彼岸の中日。 【釈迦誕生会(仏生会)】例年4月8日。 【茶摘み】例年5月中旬。 【盂蘭盆会・施餓鬼会】例年8月15日。 【献茶式】例年11月8日の午前。開山堂で新茶を明恵上人にささげます。 【紅葉の見ごろ】例年11月中旬から下旬。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
宗派・寺格
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産(1994年登録)。境内は国の史跡(1966年指定)。国宝の石水院と鳥獣人物戯画を所蔵。
創建
宝亀5年(774)に光仁天皇の勅願で開かれ、神願寺都賀尾坊と呼ばれたと伝わる。建永元年(1206)に明恵上人が再興し、高山寺と名づけた。
基本情報
住所
京都府京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
参拝時間
拝観時間は8時30分から17時。石水院の拝観料は一般1,000円、小学生500円、障がい者・修学旅行生600円。秋期は別途、入山料500円が必要。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
JR京都駅からJRバス高雄・京北線の「栂ノ尾」行または「周山」行で約55分、「栂ノ尾」バス停下車、徒歩約3から5分。地下鉄四条駅(四条烏丸)から京都市営バス8系統で約50分、「栂ノ尾」下車でも行けます。車の場合、バス停近くに市営駐車場(50台、11月のみ有料)があります。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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