この神社について
福島県石川町の八幡山(はちまんやま)の頂上に鎮座する、陸奥国一宮(むつのくにいちのみや)を名乗る古い神社です。平安時代の『延喜式(えんぎしき)』にも名前が記されています。境内には磐境(いわさか)と呼ばれる大きな岩がいくつもあり、岩を神さまのよりどころとした古い信仰の姿を今に伝えています。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、「岩の山への古い信仰と、武士の守り神としての八幡信仰が重なった神社」という点にあります。
【古代】創建の年ははっきりしません。八幡山は古くから山そのものが信仰の対象とされてきたと伝えられています。平安時代の延喜(えんぎ)5年(905年)にまとめ始められた『延喜式』の神名帳(じんみょうちょう)には、「陸奥国白河郡(しらかわぐん) 石都都古和気神社」として名前が載っています。
【石川氏と八幡宮】康平(こうへい)6年(1063年)、源有光(みなもとのありみつ)がこの地に移り住み、石川氏を名乗りました。有光は八幡山の東側に三芦城(みよしじょう、石川城)を築いています。治暦(じりゃく)2年(1066年)には京都の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)から八幡神の分霊を迎えて、一緒に祀るようになりました。石川氏はその後も長くこの地を治め、神社を大切にしました。
【一宮について】陸奥国一宮を名乗る神社は、ここのほかに棚倉町の都々古別神社(つつこわけじんじゃ)や塩竈市の鹽竈神社(しおがまじんじゃ)などがあります。
【近代】明治時代に郷社(ごうしゃ)という社格に列せられました。
見どころ・特徴
【磐境】境内には、天狗石(てんぐいし)・亀石(かめいし)・屏風岩(びょうぶいわ)・神籬岩(ひもろぎいわ)・剣石(つるぎいし)・鏡岩(かがみいわ)など、名前の付いた大きな岩がいくつもあります。磐境とは、神さまを迎えてお祭りをするための岩の場所のことです。
【八幡山の参道】社殿は八幡山の頂上にあり、ふもとから参道を登ってお参りします。
【石川城跡】神社のある八幡山の東側には、石川氏が築いた三芦城(石川城)の跡があります。
年中行事・お祭り
【例祭】9月
もとは八幡神を一緒に祀った日にちなむ、旧暦9月19日のお祭りでした。現在は新暦の9月に行われ、神輿(みこし)が町を練り歩きます。
開催日・開催の有無・時間は変わることがあります。お出かけ前に必ず石川町の観光案内などで確かめてください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
味耜高彦根命大国主命誉田別命
社格
陸奥国一宮(論社の一つ)/延喜式内社/旧郷社
創建
創建の年は不詳。延喜式神名帳に「陸奥国白河郡 石都都古和気神社」として記載。治暦2年(1066年)に石清水八幡宮の分霊を合祀した。
テーマ
一宮巨石・磐座
基本情報
住所
福島県石川郡石川町字下泉296
アクセス
JR水郡線「磐城石川(いわきいしかわ)駅」から登り口まで徒歩約10分。そこから社殿まで、さらに徒歩約10分。車はあぶくま高原道路「石川母畑(いしかわぼばた)IC」から約15分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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