TabiShiri
寺 御朱印天台宗 川崎市多摩区

妙楽寺

みょうらくじ

別名:長尾山 妙楽寺(ながおさん みょうらくじ)、あじさい寺

この寺について
多摩川を見下ろす長尾の丘にある天台宗(てんだいしゅう)の寺で、「川崎のあじさい寺」として親しまれています。梅雨のころには、28種類およそ1,000株のあじさいが境内を彩ります。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡(あづまかがみ)』に、源氏代々の祈願所として登場する「威光寺(いこうじ)」の流れをくむ寺と考えられています。

歴史・由来

妙楽寺を理解する鍵は、仏像の中から見つかった「威光寺」という名前にあります。 【吾妻鏡に記された威光寺】 鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』には、源氏代々の祈願所として「威光寺」という寺が登場します。鎌倉幕府を開いた源頼朝(みなもとのよりとも)はこの寺を保護しました。鎌倉の外側を守る多摩川の流域は、幕府にとって大切な場所だったからです。頼朝の異母弟の全成(ぜんじょう)が、この寺の住職を務めたとも伝えられます。 【仏像が語った寺の名】 威光寺は鎌倉幕府が滅んだあとに衰え、応永(おうえい)12年(1405年)を最後に記録から姿を消します。その手がかりは、妙楽寺の本尊の修理で見つかりました。脇侍(わきじ)の日光菩薩(にっこうぼさつ)像の胎内(たいない)から、天文(てんぶん)14年(1545年)に「長尾山威光寺」の仏像として造られたことを示す銘文が見つかったのです。これにより、威光寺が戦国時代にも長尾の地にあったことがわかり、妙楽寺は威光寺の後を継ぐ寺と考えられるようになりました。 【あじさいの寺へ】 今の妙楽寺は、地域の人たちに守られた静かな寺です。境内を埋めるあじさいで知られるようになり、毎年6月には地元の「長尾の里あじさいまつり」が開かれています。

見どころ・特徴

【境内を埋めるあじさい】 梅雨のころ、28種類およそ1,000株のあじさいが境内一面に咲きます。5月末からは、あじさいの切り絵が入った限定の御朱印もいただけます。 【薬師三尊像】 本尊の木造薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)は、永正(えいしょう)6年(1509年)の作です。両脇の日光菩薩・月光菩薩(がっこうぼさつ)立像は、天文14年(1545年)に仏師の駿河(するが)が造りました。3体とも川崎市の重要歴史記念物に指定されています。 【川崎市の文化財】 本尊のほかに、紙本著色五趣生死輪図(しほんちゃくしょくごしゅしょうじりんず)も川崎市の指定文化財です。
年中行事・お祭り
【長尾の里あじさいまつり】例年6月第3日曜日 あじさいの見ごろに合わせて開かれる地元のまつりです。子ども太鼓の演奏や野点(のだて)、地場産野菜の販売などが行われます(2024年は10時から14時まで)。会場に駐車場はないため、公共交通機関で訪ねましょう。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
本尊
薬師如来
宗派・寺格
天台宗
創建
創建年は不明。吾妻鏡に見える源氏の祈願所・威光寺の後身とされる
テーマ
あじさい
この場所を巡る軸
基本情報
住所
神奈川県川崎市多摩区長尾3-9-3
アクセス
【電車】JR南武線 宿河原駅または久地駅から徒歩約20分 【バス】JR・小田急線 登戸駅からバスを利用し、「五所塚」バス停から徒歩 【コミュニティバス】あじさい号(日曜・祝日は運休。あじさいまつりの日は久地駅から臨時便あり) 【駐車場】あじさいまつりの日は駐車場なし
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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