TabiShiri
寺日蓮宗 鎌倉市

光則寺

こうそくじ

この寺について
日蓮宗の寺院。鎌倉・長谷(はせ)にある花の寺として知られる。日蓮(にちれん)の高弟・日朗(にちろう)が幽閉されたと伝わる土牢(つちろう)が今も残り、椿や海棠(かいどう)など四季折々の花が咲く境内で知られる。

歴史・由来

光則寺(こうそくじ)を理解する鍵は、一人の武士の回心にある。 鎌倉時代、宿屋光則(やどやみつのり)は北条氏に仕えた有力な御家人で、寺社に関わる取次役を務めていた。文応元年(1260)、日蓮が『立正安国論(りっしょうあんこくろん)』を時の執権・北条時頼(ほうじょうときより)に差し出した際、その取り次ぎを担ったのが光則だったと伝わる。 その後、文永8年(1271)の龍ノ口法難(たつのくちほうなん)で日蓮が捕らえられると、光則は幕府の命により、日蓮の高弟・日朗ら弟子たちの身柄を預かることになった。日朗は光則の屋敷の裏山にある土牢に幽閉されたが、師の身を案じ続ける日朗の姿に光則は心を動かされ、次第に日蓮の教えに深く帰依していったという。 日蓮が赦免された文永11年(1274)、光則はついに自らの屋敷を寺に改め、日朗を開山として迎えて創建したのが光則寺である。山号「行時山(ぎょうじさん)」は光則の父・行時の名に由来し、寺号は光則自身の名にちなむ。かつて弟子を閉じ込めた土牢は、今も寺の裏山に残り、この寺が生まれた経緯を静かに物語っている。

見どころ・特徴

【日朗上人の土牢】本堂裏の山すそに、日朗が幽閉されていたと伝わる土牢が今も残る。格子越しに中をのぞくことができ、光則寺の由来を肌で感じられる場所。 【花の寺として知られる境内】椿(つばき)や蝋梅(ろうばい)、梅、桜、藤、つつじ、紫陽花(あじさい)、萩(はぎ)、夏には蓮(はす)など、季節ごとにさまざまな花が咲き継ぐ。中でも本堂前の海棠(かいどう)の古木は鎌倉市の天然記念物にも指定されており、春に薄紅色の花を咲かせる姿は見応えがある。 【宮沢賢治の詩碑】境内には「雨ニモマケズ」で知られる宮沢賢治(みやざわけんじ)の詩碑が立つ。日蓮宗に深く傾倒していた賢治ゆかりの一基として、訪れる人を静かに迎える。 【長谷寺のすぐ隣】長谷寺(はせでら)のすぐ西隣に位置しながら、参拝者で賑わう長谷寺とは対照的な、静かな時間が流れる境内が魅力。
学び・特徴
宗派・寺格
日蓮宗
創建
文永11年(1274)、宿屋光則(やどやみつのり)の開基、日朗(にちろう)を開山として創建。
テーマ
花の寺
この場所を巡る軸
基本情報
住所
神奈川県鎌倉市長谷3-9-7
参拝時間
8時から17時まで

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
江ノ島電鉄(江ノ電)長谷駅から徒歩6分ほど。長谷観音バス停からは徒歩4分ほど。長谷寺のすぐ隣に位置する。専用駐車場はない。
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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