この寺について
臨済宗向嶽寺派(りんざいしゅうこうがくじは)の大本山。
富士山(富嶽)を望む立地にちなみ「向嶽寺」と名づけられたと伝わる。
永和4年(1378)、抜隊得勝禅師(ばっすいとくしょうぜんじ)が塩山の高森に草庵を結んだのが始まりで、甲斐国守護・武田信成の寄進を得て、康暦2年(1380)に現在地で本格的に開創された。
現在も修行専門の道場として、庭園や諸堂は一般には公開されていない。
歴史・由来
向嶽寺の歴史を理解するうえで鍵になるのは、「今も現役の修行道場である」という点である。
開山の抜隊得勝禅師は、相模国(現在の神奈川県)の生まれ。29歳で出家し、各地で厳しい修行を重ね、1358年に孤峰覚明(こほうかくみょう、三光国師)から印可を受けた禅僧である。
永和4年(1378)、富士山を望む甲斐国塩山の高森に草庵「向嶽庵」を結んだのが、向嶽寺の始まりと伝わる。その後、甲斐国の守護大名・武田信成の寄進を受け、康暦2年(1380)正月、現在の場所に「塩山向嶽庵」として本格的に開かれた。
寺号はその後、元中元年(1384)に「向嶽中禅寺」、天文16年(1547)に現在の「向嶽寺」へと改められている。
抜隊得勝禅師は至徳4年(1387)に入寂し、没後「慧光大円禅師(えこうだいえんぜんじ)」の諡号(しごう)を賜った。
明治41年(1908)、南禅寺派から独立し、現在の臨済宗向嶽寺派を確立。向嶽寺はその大本山となっている。
創建以来、修行専門の道場としての性格を保ち続けており、現在も国指定の名勝庭園や諸堂は一般には公開されていない。
見どころ・特徴
【国宝・絹本著色達磨図(けんぽんちゃくしょくだるまず)】
鎌倉時代の禅僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の賛が記された達磨大師の肖像画で、国宝に指定されている。東京国立博物館などで展示されることもある。
【重要文化財・向嶽寺中門】
室町時代に建てられた四脚門(しきゃくもん)で、昭和46年(1971)に国の重要文化財に指定されている。
【国指定名勝・向嶽寺庭園】
平成6年(1994)に国の名勝に指定された庭園。
【訪ねかた】
向嶽寺は今も雲水(うんすい、修行僧)が暮らす現役の修行道場であり、庭園や堂内の一般拝観は行っていない。御朱印は9時から17時まで受け付けている。静かな修行の場であることを踏まえ、境内では静粛に過ごすことが求められる。
年中行事・お祭り
【秋葉山大法要(あきばさんだいほうよう)】毎年4月18日。稚児行列を先頭に僧侶が境内から秋葉社へと練り歩き、大般若転読(だいはんにゃてんどく)が行われる、火防(ひぶせ)を祈る法要。境内には多くの出店が並び、塩山の春の風物詩として親しまれている。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式情報でご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
釈迦如来(仏殿本尊)聖観世音菩薩(方丈本尊)
宗派・寺格
臨済宗向嶽寺派の大本山。国宝「絹本著色達磨図」、重要文化財「向嶽寺中門」、国指定名勝「向嶽寺庭園」(平成6年/1994年指定)などを有する。
創建
永和4年(1378)、抜隊得勝禅師が塩山高森に草庵「向嶽庵」を結んだのが始まり。甲斐国守護・武田信成の寄進を得て、康暦2年(1380)に現在地で本格開創された。
基本情報
住所
山梨県甲州市塩山上於曽2026
参拝時間
御朱印の受付は9時から17時まで。
修行専門の道場のため、庭園や諸堂の一般拝観は行っていません。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
電車:JR中央本線「塩山」駅から徒歩約20分。
バス:塩山駅南口から西沢渓谷方面行きバスで「向嶽寺」下車。
車:中央自動車道「勝沼インターチェンジ」から国道20号経由で約15分。境内に駐車場はあるが、一般来訪者の車での来訪は控えてほしいとの案内がある。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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