この寺について
小豆島八十八ヶ所霊場の第1番札所(発願寺)。岩窟の中に建つ懸造り(かけづくり)の八角堂に、毘沙門天(びしゃもんてん)を本尊として祀る。夏至(げし)をはさんだ約50日間、晴れた日の午後3時ごろだけ、太陽の光が岩壁に観音菩薩の姿を浮かび上がらせる「夏至観音」でも知られ、小豆島遍路の出発点として多くの人が訪れる。
歴史・由来
洞雲山を理解する鍵は、弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)が四国と京を行き来する途中でこの島に立ち寄り、山中で修行したという伝承にある。小豆島には四国八十八ヶ所を模した「小豆島八十八ヶ所霊場」が開かれており、洞雲山はその第1番札所(発願寺、巡礼の出発点となる札所)に位置づけられている。
本尊の毘沙門天(びしゃもんてん)は、仏教を守護する四天王の一尊で、福徳財宝をもたらす神として信仰されてきた。この毘沙門天は、岩窟の中に建てられた八角形のお堂に祀られており、断崖に張り出すように建てられた懸造り(かけづくり)の建築様式も見どころのひとつとなっている。
洞雲山を一躍有名にしたのが「夏至観音(げしかんのん)」と呼ばれる自然現象である。夏至をはさんだおよそ50日間、晴れた日の午後3時ごろのわずか数分間だけ、南西から差し込む太陽の光が岩壁に当たり、錫杖(しゃくじょう)を手にした高さ約3メートルの観音菩薩の姿が浮かび上がる。この現象がいつ、誰によって見いだされたのかについては、「お遍路さんが偶然見つけた」とする説と、「霊夢のお告げによって見いだされた」とする説の両方が伝わっており、どちらが正確かは確認できなかった。
境内にはこのほか、空海の杖から湧き出たという伝説を持つ「大師お杖の水」と呼ばれる滝や池、下界を見守るように置かれた「崖っぷち観音」など、この地ならではの信仰の跡が今も残っている。
見どころ・特徴
【夏至観音】
夏至をはさんだ約50日間(6月上旬から7月下旬ごろ)、晴天の日の午後3時前後のわずか数分間だけ、太陽の光が岩壁に観音菩薩の姿を映し出す。時期・時間帯とも天候に左右されるため、訪れる際は事前に見頃の目安を確認しておきたい。
【岩窟に建つ八角堂】
本尊の毘沙門天は、岩窟の中に建てられた八角形のお堂に祀られている。断崖に張り出すように建てられた懸造り(かけづくり)の建築も見応えがある。
【大師お杖の水】
岩窟の前には滝と池があり、空海が杖を突いたところから水が湧き出たという伝説が伝わる。
【崖っぷち観音】
展望所から下る道の途中に安置された観音像で、眼下の海や町並みを見守るように立っている。
【訪ねかた】
山道を登った先にあり、入口付近には4〜5台ほど停められる駐車スペースがある。険しい岩場を含む霊場なので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめ。
年中行事・お祭り
【夏至観音】毎年6月上旬から7月下旬ごろ、夏至をはさんだ約50日間
晴天の日の午後3時前後、わずか数分間だけ見ることができる自然現象。
開催時期・見え方は天候に左右されます。お出かけ前に必ず小豆島町や観光協会の最新情報をご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
毘沙門天(びしゃもんてん)
宗派・寺格
小豆島八十八ヶ所霊場の第1番札所(発願寺)。
創建
平安時代、空海(弘法大師)がこの地で修行したという伝承に由来すると伝わるが、開創の詳しい年代までは確認できなかった。
ご利益
福徳財宝
テーマ
夏至観音パワースポット岩窟
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
香川県小豆郡小豆島町坂手灘上甲730
参拝時間
洞雲山では御朱印(納経)の授与を行っておらず、第3番観音寺で受け付けている。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
坂手港から車で約25分、土庄港から車で約45分。国道436号から県道28号を経由して山道を登った先にあり、入口付近に4〜5台ほどの駐車スペースがある。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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