この寺について
下呂温泉街を見下ろす山の中腹にある、臨済宗妙心寺派(りんざいしゅうみょうしんじは)の寺院です。正式には医王霊山温泉寺といい、本尊は薬師如来(やくしにょらい)です。白鷺(しらさぎ)が温泉のありかを教え、その白鷺が薬師如来の化身だったという「白鷺伝説」を伝える寺として知られます。173段の石段を上った境内からは温泉街を見渡せ、秋はもみじのライトアップでも親しまれています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、下呂温泉の発見の物語と、湯の恵みを授ける薬師如来(やくしにょらい)が一つに結びついていることです。
伝承では、温泉の湯がいったん止まったとき(1265年のことと紹介する資料があります)、白鷺(しらさぎ)が人びとを新しい湯の湧く場所へ導いたとされます。傷ついた白鷺が湯で羽を休めていた、という語り方もあります。
白鷺が羽を休めた松の根元には薬師如来像があり、村人たちは白鷺を薬師如来の化身と信じました。この像を安置するお堂が、温泉寺のはじまりと語られます。
寺としての創建は江戸時代の寛文(かんぶん)年間とされ、寛文11年(1671年)と紹介されることが多いです。禅昌寺(ぜんしょうじ)の剛山(ごうざん)和尚を開山に迎えたと伝わります。
江戸時代の下呂は、約3万人の湯治客(とうじきゃく)が訪れたとされる湯治場でした。病気が治ったお礼などに奉納された絵馬が、今も寺に残っています。
見どころ・特徴
【173段の石段と眺め】温泉街から石段を上った先に本堂があります。境内からは下呂の街並みと飛騨川(ひだがわ)を見渡せます。
【湯掛薬師(ゆかけやくし)】本堂の前の薬師如来尊像からは温泉が湧き出ています。体の気になる部分と同じ場所に湯をかけて祈ると、不調がやわらぐと伝わります。
【江戸時代の絵馬】湯治(とうじ)で訪れた人びとが奉納した絵馬が残り、当時の下呂温泉のにぎわいを今に伝えます。
【円空仏(えんくうぶつ)】円空仏を所蔵しており、頭が人、体が蛇の姿をした宇賀神(うがじん)の円空仏が紹介されています。公開の有無は寺へ直接お問い合わせください。
【もみじと桜】境内にはモミジが多く植えられ、秋はライトアップが行われます。春は桜も楽しめます。
【訪ねかた】石段の上り下りがあるので、歩きやすい靴がおすすめです。
年中行事・お祭り
【紅葉ライトアップ】例年、秋(11月ごろ)に行われます。期間中は、15人まで入れる「もみじ足湯」が登場する年もあります。
【薬師祭り】紹介記事によれば、例年3月8日ごろに行われます。
【除夜の鐘】紹介記事によれば、大晦日に除夜の鐘をつくことができます。
【座禅会】紹介記事によれば、毎月13日に無料の座禅会が開かれています。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
薬師如来
宗派・寺格
臨済宗妙心寺派
創建
寛文11年(1671年)の創建とされる。寛文年間(1661〜1673年)の建立と伝える資料もある。
ご利益
病気平癒
テーマ
温泉紅葉・庭園円空
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
岐阜県下呂市湯之島680
参拝時間
境内は通年参拝でき、日没までと案内されています。拝観料は無料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR高山本線の下呂駅から徒歩約15分(約0.8km)です。温泉街から173段の石段を上った先に本堂があります。駐車場は寺の裏手の山側にあり、無料との案内があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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