この神社について
ひたちなか市の海辺にある神社で、少彦名命(すくなひこなのみこと)を主祭神に、大名持命(おおなもちのみこと)をあわせてまつります。大名持命を主祭神とする大洗磯前神社(おおあらいいそさきじんじゃ)とは、ともに国造りをした二神をまつる兄弟の神社です。参道は、樹齢300年を超える椿やタブノキがトンネルのように覆う約300メートルの樹叢(じゅそう)で、茨城県の天然記念物になっています。
歴史・由来
酒列磯前神社を理解する鍵は、平安時代に大洗の海岸に現れたと記された二柱の神さまです。
【二神の降臨】
平安時代の歴史書『日本文徳天皇実録(にほんもんとくてんのうじつろく)』によると、斉衡3年(856)12月、大洗の海岸に神が現れ、塩を焼いていた人に神がかりして「我は大奈母知(おおなもち)、少比古奈命(すくなひこなのみこと)なり」と告げました。こうして少彦名命は酒列に、大名持命は大洗にまつられたと伝わります。翌年の天安元年(857)には国の官社となり、「酒列磯前薬師菩薩明神」の名を受けました。『延喜式(えんぎしき)』でも、名神大社として記されています。
【水戸藩による再興】
中世には社が廃れてしまいましたが、江戸時代に水戸藩2代藩主の徳川光圀(とくがわみつくに)が造営を始め、3代藩主の綱條(つなえだ)が今の場所に移して再興しました。
【近代以降】
明治18年(1885)に国幣中社になりました。社名は、まわりの岩が傾いて並ぶ様子からついた地名「逆列(さかつら)」に由来し、のちに酒の神をまつることから「酒列」と書くようになったといわれます。
見どころ・特徴
【樹叢のトンネル】
樹齢300年を超える椿やタブノキ、スダジイなどが、約300メートルの参道をトンネルのように覆っています。茨城県の天然記念物で、冬には椿の花が咲きます。
【拝殿のリスとブドウの彫刻】
拝殿正面の上にある、リスとブドウの彫刻は、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝わります。
【水戸藩主ゆかりの地】
水戸藩9代藩主の徳川斉昭(なりあき)が腰かけたと伝わる「お腰かけ石」や、6代藩主の治保(はるもり)が景色をたたえて名付けた「比観亭(ひかんてい)」があります。
年中行事・お祭り
【大漁祈願祭】例年1月
近くの磯崎漁業協同組合で行われます。
【平磯三社祭】3年に1度
平磯町の神輿が町内を練り歩きます。
日程や内容は変わることがあるので、お出かけ前に公式情報をご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
少彦名命大名持命
社格
延喜式内社(名神大社)。旧国幣中社。別表神社
創建
斉衡3年(856)、大洗の海岸に現れた二神のうち少彦名命をまつったのが始まり
テーマ
巨木・御神木花文化財
基本情報
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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