この神社について
指宿の総氏神(そううじがみ)として崇敬されてきた神社です。境内には推定樹齢700年以上ともいわれる楠(くすのき)の巨木が8株も群生し、県の天然記念物に指定された森が広がっています。縁結び・健康長寿のパワースポットとしても知られています。
歴史・由来
揖宿神社を理解する鍵は、「指宿の総氏神」でありながら、隣町の由緒ある神社を受け入れた歴史を持つという点にあります。
社伝によれば、慶雲3年(706年)2月10日、指宿氏の遠祖が天智天皇(てんじてんのう)の勅(みことのり)を奉じて創建したと伝わります。その後、貞観16年(874年)に開聞岳(かいもんだけ)が噴火し、麓にあった枚聞神社(ひらききじんじゃ、薩摩国一宮)が被災すると、その御神霊がこの地へ避難・遷座しました。これにより「開聞新宮九社大明神(かいもんしんぐうくしゃだいみょうじん)」と呼ばれるようになり、地元では今も「お新宮様(おしんぐうさま)」の名で親しまれています。
主祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと、天照大御神の別名)で、相殿には天之忍穗耳命(あめのおしほみみのみこと)をはじめとする御子神8柱が祀られています。昭和43年(1968年)には建御名方命(たけみなかたのみこと)も合祀されました。
現在の社殿(本殿・舞殿・拝殿・勅使殿)は弘化4年(1847年)、薩摩藩主・島津斉興(しまづなりおき)によって建てられたもので、平成4年(1992年)に指宿市の有形文化財に指定されています。境内には室町時代中期の作と伝わる能面3面(尉面・姫面・狂言面、鹿児島県指定文化財)も伝わっています。
なお、境内の西之宮(にしのみや)には天智天皇が祀られており、天智天皇が瑞照姫(みずてるひめ)と結ばれた地との言い伝えから、縁結びのご利益でも知られるようになりました。
見どころ・特徴
【楠(くすのき)の巨木群と社叢】
境内には推定樹齢700年以上ともいわれる楠の大木が8株も群生し、イチョウやムクノキなど高さ20メートルを超える大木も多数あります。この社叢(神社の森)は平成15年(2003年)に鹿児島県の天然記念物に指定されました。アコウやボウランなど南方系の着生植物も見られる、県内でも珍しい森です。
【毎月花模様が変わる御朱印】
月ごとに椿・梅・桜など季節の花をあしらった御朱印が人気で、毎月参拝する人も多くいます。
【西之宮と縁結び】
社殿正面の右奥にある西之宮には天智天皇が祀られており、天智天皇と瑞照姫が結ばれた地との言い伝えから、縁結びのご利益があるとされています。紅白の結び紐のお守りやハート型の絵馬が授与されています。
【弘化4年造替の史料】
江戸時代の家老・調所笑左衛門廣郷(ずしょしょうざえもんひろさと)銘の手水鉢や、社殿造替時の棟札・扁額といった史料も伝わっており、指宿市の文化財に指定されています。
年中行事・お祭り
【歳旦祭】1月1日
年の始めを祝い、その年の幸せと国家の安泰を祈願します。
【節分祭】2月3日
厄年の方の厄払いと発展祈願が行われます。
【祈年祭】2月17日
五穀豊穣と産業繁栄を願う行事です。
【例大祭】春分の日
揖宿神社で最も重要な祭典です。
【神幸祭】5月下旬の日曜日
350年の伝統を持つといわれる行列行事です。
【六月灯】7月25日
半年間の罪や穢れを祓い、農作物を守る祭りです。
【七五三祭】11月15日
子どもの健やかな成長を祈願します。
【新嘗祭】11月23日
収穫への感謝を捧げる祭りです。
【除夜祭】12月31日
1年の罪や穢れを祓い、無事に過ごせたことに感謝します。
【月次祭】毎月10日 午前7時
氏子の家内安全と生業繁栄を祈願する定例の祭典です。
※開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
主祭神
大日孁貴命(おおひるめむちのみこと、天照大御神)建御名方命(たけみなかたのみこと)
社格
郷社
創建
慶雲3年(706年)2月10日、指宿氏の遠祖が天智天皇の勅を奉じて創建したと伝わる(社伝)
ご利益
縁結び健康・病気平癒家内安全
テーマ
巨木・御神木パワースポット
基本情報
住所
鹿児島県指宿市東方733
アクセス
JR指宿枕崎線「二月田駅」より徒歩約10分です。車の場合はJR指宿駅から約10分。駐車場は50台分あります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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