この神社について
伊香保神社(いかほじんじゃ)は、群馬県渋川市の伊香保温泉にある神社です。
温泉街の中心にのびる石段街を登りつめた場所に鎮座しています。
大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)をまつり、温泉と医療の神として信仰されています。
延喜式(えんぎしき)という古い書物に名前がのる古社で、上野国(こうずけのくに)の三宮(さんのみや)とされています。
歴史・由来
この神社を理解する鍵は、山の神として祀られていた神さまが、温泉街とともに、温泉の守り神になっていった、という流れです。
【山の神として】
渋川市は、「伊香保」という名は「厳つ峰(いかつほ)」「雷の峰」に由来するとされると紹介しています。
はじめは、榛名山(はるなさん)、とくに水沢山(みさわやま)を信仰する形で、別の場所に祀られていたとされます。
【古い記録】
平安時代の法典『延喜式(えんぎしき)』の神名帳(じんみょうちょう・神社の一覧)には、「群馬郡 井加保神社」が、名神大社(みょうじんたいしゃ・格の高い神社)として載っています。
『続日本後紀(しょくにほんこうき)』には、承和2年(835)に名神に列したという記録があるとされます。
上野国では、一宮の貫前神社(ぬきさきじんじゃ)、二宮の赤城神社(あかぎじんじゃ)に次ぐ三宮として、あつく信仰されました。
【温泉街とともに】
天長2年(825)、現在の場所に勧請(かんじょう・神さまをお迎えすること)されたと伝わります。
平安時代以降、神社は温泉街に移り、温泉の守り神になったとされます。
伊香保温泉の石段街は、天正4年(1576)ごろから整備されたとされ、神社はその石段を登りつめた場所にあります。
【近世から現代へ】
近世には「温泉神社」と称したとされ、明治6年(1873)に「伊香保神社」へ戻りました。
明治時代の火災のあとに再建され、現在の社殿は明治17年(1884)の再建とされます。
再建の年は、資料によって異なります。
見どころ・特徴
【石段街の最上部】
伊香保温泉の石段街は、365段あります。
昭和55年(1980)から60年(1985)にかけて御影石で改修され、平成22年(2010)に増設されて、「365日」にちなんだ365段になりました。
神社は、この石段を登りつめた場所にあります。
【温泉と医療の神】
大己貴命は、五穀豊穣(ごこくほうじょう)、商売繁盛、家内安全、子授けの神さまです。
少彦名命は、国土安寧(こくどあんねい)、産業発展、縁結び、安産の神さまです(県の観光サイトの紹介)。
伊香保温泉観光協会は、「温泉と医療の神」としています。
【境内の碑と石】
境内には、松尾芭蕉(まつおばしょう)の句碑、高山彦九郎(たかやまひこくろう)の腰掛石、万葉の歌碑があります。
一ノ鳥居と二ノ鳥居をくぐって、参道を進みます。
【授与品】
お守り(開運招福、縁結び、子宝祈願など)、絵馬、御朱印帳があります。
【石段街の楽しみ】
石段の中ほどには、与謝野晶子(よさのあきこ)の作品碑があります。
伊香保は、茶色い温泉まんじゅうの発祥の地として知られています。
【訪ねかた】
石段街は365段あります。ゆっくり登る時間を見ておくと安心です。
年中行事・お祭り
【伊香保まつり(神社の例大祭)】例年9月19日を中心に
渋川市は、神社の例大祭を9月19日としています。
伊香保温泉観光協会によると、伊香保まつりは神社の例大祭として行われ、もとは9月19日・20日でした。
18日は、徳冨蘆花(とくとみろか)の命日にちなんだ蘆花祭(ろかさい)があり、樽みこし(たるみこし)の入魂式も行われます。
19日は、本神輿(ほんみこし)を石段街で担ぎ上げ、神社に奉納します。
20日は、樽みこしが神社の境内へ移動し、閉会式が行われます。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
作品ゆかり
伊香保温泉は、徳冨蘆花(とくとみろか)が気に入って生涯に10回訪れ、最期も伊香保の別荘で過ごした地です。蘆花は小説『不如帰(ほととぎす)』の作者として知られます。
竹久夢二(たけひさゆめじ)の記念館や、徳冨蘆花記念文学館もあります。
渋川市のフィルムコミッションは、「伊香保神社・石段街」を、音楽のPVやテレビ番組などの撮影場所として紹介しています。
学び・特徴
主祭神
大己貴命少彦名命
社格
式内社(名神大社)。上野国三宮。旧社格は県社。
創建
天長2年(825)に、現在の場所へ勧請されたと伝わる。
ご利益
子宝・安産縁結び健康・病気平癒
テーマ
パワースポット
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
群馬県渋川市伊香保町伊香保2
アクセス
伊香保温泉の石段街を登りつめた場所にあります。
バスの場合は、「神社口」停留所から徒歩約1分、「伊香保温泉」停留所から徒歩約8分、伊香保バスターミナルから徒歩約10分です。
JR渋川駅からは、関越交通バス伊香保温泉行きで約30分です。
車の場合は、関越自動車道の渋川伊香保ICから約10km、約20分から25分です。
神社の駐車場については、資料によって情報が異なります。石段街の周辺には有料駐車場があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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