この寺について
ならまちにある真言律宗(しんごんりっしゅう)の寺です。飛鳥時代に蘇我馬子(そがのうまこ)が建てた法興寺(ほうこうじ、飛鳥寺)が、平城京へ移って元興寺となりました。奈良時代の僧房を改造した極楽堂(ごくらくどう)と禅室(ぜんしつ)は国宝で、屋根には飛鳥時代からの古い瓦が今も使われています。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつです。
歴史・由来
元興寺を理解する鍵は、日本で早くに建てられた本格的な寺が、形を変えながら今に続いてきたことです。
【飛鳥から平城京へ】
元興寺の前身は、飛鳥時代に蘇我馬子が飛鳥に建てた法興寺(飛鳥寺)です。都が平城京に移った8年後の養老2年(718)に、寺は平城京へ移され、元興寺となりました。奈良時代には東大寺や興福寺と並ぶ大きな寺で、南都七大寺のひとつに数えられました。
【極楽坊の浄土信仰】
平安時代以降、寺は少しずつ衰えていきましたが、僧房の一部は智光曼荼羅(ちこうまんだら)をまつる極楽坊として、浄土信仰の広まりとともに人々を集めました。寛元2年(1244)には、奈良時代の僧房が今の極楽堂と禅室に改造されています。やがて西大寺の末寺となり、真言律宗に入りました。
【土一揆と三つの寺】
宝徳3年(1451)の土一揆による焼き討ちで、金堂など主な建物が焼けてしまいました。その後、元興寺は極楽坊・観音堂(塔跡)・小塔院の三つに分かれ、いずれも国の史跡になっています。平成10年(1998)、極楽坊は世界遺産「古都奈良の文化財」に登録されました。
見どころ・特徴
【国宝の極楽堂と禅室】
奈良時代の僧房を鎌倉時代に改造した建物で、どちらも国宝です。禅室には、年輪年代測定で582年ごろに伐られたとされる木材が使われています。
【飛鳥時代からの瓦】
極楽堂と禅室の屋根には、飛鳥時代から奈良時代の古い瓦が、行基葺(ぎょうきぶき)と呼ばれる葺き方で今も使われています。
【五重小塔】
奈良時代に造られた小さな五重塔で、建造物として国宝に指定されています。
【本尊・智光曼荼羅】
本尊は仏像ではなく、極楽浄土の姿を描いた智光曼荼羅です。
年中行事・お祭り
学び・特徴
本尊
智光曼荼羅
宗派・寺格
真言律宗。南都七大寺。世界遺産「古都奈良の文化財」構成資産。西国薬師四十九霊場 第5番札所
創建
前身は飛鳥時代に蘇我馬子が建てた法興寺(飛鳥寺)。養老2年(718)に平城京へ移る
テーマ
世界遺産国宝霊場・巡礼
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
奈良県奈良市中院町11
参拝時間
9時から17時まで(入館は16時30分まで)。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
近鉄「近鉄奈良駅」から南東へ徒歩約15分。JR「奈良駅」から東へ徒歩約20分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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