この寺について
両国駅のすぐ近くにある浄土宗の寺です。明暦3年(1657)の明暦の大火で亡くなった、身元のわからない人々を葬るために開かれました。宗派や身分を問わず、人も動物もあらゆる命を供養する寺として知られています。江戸時代には境内で勧進相撲が開かれ、両国が「相撲の町」となるきっかけをつくりました。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「無縁の人々を弔う」という始まりです。
【明暦の大火と万人塚】
明暦3年(1657)、「振袖火事」の名で知られる明暦の大火が江戸を襲い、町の6割以上が焼け、10万人以上が亡くなりました。4代将軍・徳川家綱(とくがわいえつな)は、身元のわからない人々を手厚く葬るよう命じ、隅田川の東岸に土地を与えて「万人塚」を築かせました。遵誉上人(じゅんよしょうにん)がここで大法要を行ったのが回向院の始まりです。正式な名前「諸宗山無縁寺回向院」には、宗派を問わず、縁のない人々も弔うという意味が込められています。
【あらゆる命を供養する寺】
その後も回向院には、さまざまな災害で亡くなった人々や水子、動物たちが葬られ、供養されてきました。江戸時代の中ごろからは、全国の有名な寺社の秘仏を公開する「出開帳(でがいちょう)」の会場としても使われ、毎年のように多くの参拝者でにぎわいました。
【回向院相撲の時代】
明和5年(1768)以降、境内では勧進相撲(かんじんずもう。寺社の修理費などを集めるための相撲興行)が開かれるようになりました。江戸後期には相撲の定場所となり、明治の末に旧両国国技館が建てられるまで、76年間にわたって「回向院相撲」の時代が続きました。
見どころ・特徴
【本尊・阿弥陀如来坐像】
宝永2年(1705)につくられた銅造の阿弥陀如来坐像で、高さ約2メートルの大きな仏像です。東京都の有形文化財に指定されています。
【力塚】
昭和11年(1936)、相撲の歴代の年寄(としより)たちを供養するために建てられた碑です。回向院相撲の歴史を今に伝えています。
【動物たちの供養塔】
境内には、馬頭観世音菩薩像(ばとうかんぜおんぼさつぞう)をはじめ、さまざまな動物の慰霊碑が並び、ペットを供養する人々も多く訪れます。
【鼠小僧次郎吉の墓】
江戸時代の盗賊・鼠小僧次郎吉(ねずみこぞうじろきち)の墓があります。
【水子塚と海難供養碑】
寛政5年(1793)に造られた水子塚や、墨田区の登録文化財になっている6基の石造の海難供養碑など、多くの供養塔が境内に残っています。
年中行事・お祭り
【修正会(しゅしょうえ)】例年1月1日
【春秋彼岸会】例年3月・9月の彼岸の期間中
【施餓鬼会(せがきえ)】例年6月19日・7月19日
【盂蘭盆法会(うらぼんほうえ)】例年7月13日から15日
【千体地蔵尊供養会】例年8月24日
【十夜法会(じゅうやほうえ)】例年10月19日
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
阿弥陀如来
宗派・寺格
浄土宗。山号は諸宗山、寺号は無縁寺
創建
明暦3年(1657)、明暦の大火の犠牲者を葬るため4代将軍・徳川家綱の命により開創
ご利益
先祖供養
テーマ
動物ゆかり霊場・巡礼文化財江戸
基本情報
住所
東京都墨田区両国2-8-10
参拝時間
境内は参拝自由。本堂は9時から16時30分まで。無休。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR総武線「両国駅」西口から徒歩約3分。都営大江戸線「両国駅」から徒歩約8分。駐車場はありません。
公式サイト
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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