この寺について
本牧山妙香寺(ほんもくさんみょうこうじ)は、横浜市中区の高台にある日蓮宗(にちれんしゅう)のお寺です。弘仁5年(814)に弘法大師(こうぼうだいし)が開いたと伝わる古い寺で、のちに日蓮宗に改宗しました。
明治のはじめ、薩摩藩(さつまはん)の若い藩士たちがこの寺に泊まり込み、イギリス陸軍の軍楽隊長から吹奏楽を学びました。そのため「日本吹奏楽発祥の地」「君が代発祥の地」として知られています。
歴史・由来
妙香寺を理解する鍵は、「古い真言宗の寺が日蓮宗の寺となり、さらに明治のはじめの横浜で、日本の吹奏楽と国歌『君が代』の出発点になった」という点にあります。
寺に伝わる話では、弘仁5年(814)、弘法大師・空海(くうかい)が真言宗(しんごんしゅう)の寺として開いたとされます。のちに日蓮聖人(にちれんしょうにん)の教えに従って日蓮宗に改宗し、いまの本牧山妙香寺となりました。改宗の年については、資料によって違いがあり、はっきりしません。
明治2年(1869)、薩摩藩は西洋式の音楽を学ばせるため、30人あまりの若い藩士(洋楽伝習生)を横浜へ送りました。彼らは妙香寺に泊まり込み、横浜に駐留していたイギリス陸軍の軍楽隊長ジョン・ウィリアム・フェントンから、吹奏楽(すいそうがく)を習いました。日本の吹奏楽の始まりとされるのが、この出来事です。
フェントンは、日本の国歌をつくることを申し出て、「君が代」の最初の旋律を作曲しました。明治3年(1870)9月8日、明治天皇の前で行われた陸軍の調練(天覧調練)で、初めて演奏されたと伝わります。
ただし、この旋律は、いま私たちが知っている君が代とは別のものです。のちに作り直され、現在の君が代は明治13年(1880)に生まれました。妙香寺が「君が代発祥の地」と呼ばれるのは、この最初の君が代につながる音楽の稽古が、寺で行われたためです。
その後、寺は関東大震災(1923)、昭和2年(1927)の火災、昭和20年(1945)の横浜大空襲で、たびたび堂宇を失いました。戦後に復興が進み、現在の本堂は昭和56年(1981)に再建されたものです。
境内には、昭和12年(1937)に建てられた「国歌君が代由緒地」の碑と、平成元年(1989)に建てられた「日本吹奏楽発祥の地」の碑が立ち、寺の歴史を今に伝えています。
見どころ・特徴
【君が代由緒地の碑】
参道の入口には「君が代由緒地」の石碑があります。この寺が、日本の国歌の歴史と深いつながりをもつ場所であることを示す碑です。
【君が代発祥の地・日本吹奏楽発祥の地の碑】
山門を入ると、「国歌君が代発祥の地」と「日本吹奏楽発祥の地」の碑が並んでいます。
「日本吹奏楽発祥の地」の碑は、平成元年(1989)に、日本吹奏楽指導者協会が建てたものです。
【吹奏楽の記念演奏会】
日本吹奏楽指導者協会は、1990年から、毎年本堂で記念の演奏会を開いてきました。吹奏楽の歴史についての講演のほか、明治期に演奏された曲が披露されます。
【高台の境内】
境内は高台にあり、山門へは坂道と階段を上ります。本堂のほか、鐘楼(しょうろう)、大黒堂などが建っています。高台からの景色も、この寺の見どころの一つです。
年中行事・お祭り
【吹奏楽の記念演奏会】例年秋ごろ
日本吹奏楽指導者協会による記念の演奏会が、本堂で開かれてきました。吹奏楽の歴史の講演や、明治期の曲の演奏があります。
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
釈迦牟尼仏
宗派・寺格
日蓮宗・君が代由緒地・日本吹奏楽発祥の地
創建
弘仁5年(814)に弘法大師が創立したと伝わる。のち日蓮宗に改宗
ご利益
厄除け家内安全
テーマ
パワースポット
基本情報
住所
神奈川県横浜市中区妙香寺台8
参拝時間
9:00〜17:00
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR根岸線の山手駅から徒歩約15分(タクシーで約5分)。みなとみらい線の元町・中華街駅から徒歩約25分(タクシーで約10分)です。横浜市営バスの20系統が停まる「妙香寺前」バス停があります。境内は高台にあり、山門まで坂道と階段が続きます。
公式サイト
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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