この寺について
岐阜県多治見市(たじみし)の土岐川(ときがわ)のほとりにある、臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)の禅寺です。鎌倉時代の正和(しょうわ)2年(1313年)に、禅僧の夢窓疎石(むそうそせき)が開きました。観音堂と開山堂の2つの建物が国宝、夢窓疎石が手がけた庭園が国の名勝に指定されています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「庭づくりの名人として知られる夢窓疎石が、初めのころに開いた禅寺」という点にあります。
【開創】正和2年(1313年)、夢窓疎石は美濃(みの、今の岐阜県南部)の土岐(とき)氏に招かれてこの地を訪れ、山深く静かな場所に庵を結んで禅寺を開きました。景色が中国の名山・廬山(ろざん)の「虎渓(こけい)」に似ていることから、「虎渓山」と名づけられたといわれます。
【開山・元翁本元】文保(ぶんぽう)元年(1317年)、夢窓疎石は弟子の元翁本元(げんのうほんげん、仏徳禅師)に寺のことを任せて京都へ上りました。建武(けんむ)2年(1335年)、元翁本元が正式な開山となっています。
【その後】室町時代の文明(ぶんめい)年間より後には一時さびれましたが、江戸時代の延享(えんきょう)3年(1746年)には28の末寺を持つまでになりました。江戸時代の終わりには僧堂が開かれ、今も修行僧が禅の修行にはげむ専門道場があります。
見どころ・特徴
【観音堂(国宝)】正和3年(1314年)、夢窓疎石がこの地に来て1年目に建てたお堂です。「水月場(すいげつじょう)」とも呼ばれ、入母屋造(いりもやづくり)で屋根は檜皮葺(ひわだぶき)。禅宗のお寺の建物として、国宝に指定されています。
【開山堂(国宝)】夢窓疎石が亡くなった翌年の1352年ごろに建てられたお堂で、夢窓疎石と仏徳禅師(元翁本元)の像を祀っています。
【永保寺庭園(国の名勝)】夢窓疎石の代表作とされる庭園です。臥龍池(がりょうち)という池に無際橋(むさいきょう)という橋がかかり、岩山の梵音巌(ぼんおんがん)からは梵音の滝が流れ落ちます。秋には紅葉が池に映り、多くの人が訪れます。
【絹本着色千手観音像】寺に伝わる仏画で、国の重要文化財に指定されています。
学び・特徴
宗派・寺格
臨済宗南禅寺派/観音堂・開山堂は国宝/庭園は国指定名勝
創建
正和2年(1313年)、夢窓疎石が開創。建武2年(1335年)、元翁本元(仏徳禅師)が正式な開山となる。
テーマ
紅葉庭園
基本情報
住所
岐阜県多治見市虎渓山町1-40
参拝時間
入山は7時から17時。御朱印の受付は9時から16時。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR中央本線「多治見駅」からバスで「虎渓山永保寺」下車。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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