この寺について
岐阜市の岐阜公園近くにある黄檗宗(おうばくしゅう)の寺で、「岐阜大仏」の名で知られます。釈迦如来坐像は、竹を編んで形づくり、漆と金箔で仕上げた「籠大仏(かごだいぶつ)」です。約38年をかけて天保3年(1832)に完成し、日本三大仏の一つとされています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「大地震や飢饉(ききん)で亡くなった人びとの冥福(めいふく)を祈りたい」という願いが、二代の住職にわたる大仏づくりに結びついたことです。
寺の始まりは江戸時代の初め、寛永15年(1638)に広音(こういん)和尚が開いたと伝えられます。元禄5年(1692)に、中国から伝わった黄檗宗(おうばくしゅう)に改まり、千呆(せんがい)和尚が開山として寺を整えたとされます。今も、京都・宇治の黄檗山萬福寺(まんぷくじ)の末寺です。
江戸時代の後期、第11代の惟中(いちゅう)和尚は、相次ぐ大地震や飢饉の犠牲者の冥福を祈るため、大仏の造立を願い立てました。その志は第12代の肯宗(こうそう)和尚に引き継がれ、約38年をかけて天保3年(1832)に大仏が完成しました。
大仏は、木の骨組みに竹を編んで形をつくり、粘土を塗って経文の紙を貼り、漆と金箔で仕上げた「籠大仏(かごだいぶつ)」です。大仏殿は、屋根瓦に「文化元(1804)」の刻みがあることから、大仏と並行して建てられたと考えられています。
現在、大仏は岐阜県の重要文化財(昭和49年指定)、大仏殿は岐阜市の重要文化財(平成27年指定)になっています。
見どころ・特徴
【籠大仏(かごだいぶつ)】釈迦如来(しゃかにょらい)の座像で、座高は約13.7メートル。竹を編んで形づくる籠大仏としては日本最大級とされます。大イチョウの木を使った太い心柱(しんばしら)が、台座から大仏殿の上のほうまで、胎内を通って立っています。
【胎内の薬師如来】大仏の胎内には、薬師如来像が祀られています。
【大仏殿】高さ約24メートルの大仏殿が、大仏をぐるりと包みます。大仏を間近で見上げることができます。
【五百羅漢(ごひゃくらかん)】大仏殿の中には、五百羅漢の像が安置されています。
【日本三大仏】奈良・鎌倉の大仏と並ぶ「日本三大仏」の一つとされ、寺でもそう称しています。
【岐阜公園のそばで】岐阜公園の近くにあり、周辺は国の重要文化的景観「長良川中流域における岐阜の文化的景観」の一部です。
【御朱印】授与があります。
学び・特徴
本尊
釈迦如来
宗派・寺格
黄檗宗。山号は金鳳山。京都・宇治の黄檗山萬福寺の末寺。大仏は岐阜県重要文化財、大仏殿は岐阜市重要文化財。
創建
寛永15年(1638)に広音和尚が開創。元禄5年(1692)に千呆和尚を開山として黄檗宗に改まる
テーマ
日本三大仏黄檗宗
基本情報
住所
岐阜県岐阜市大仏町8
参拝時間
9時から17時。拝観料は大人(高校生以上)300円、小人(小学生以上)150円です。年中無休。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バスで約15分、「岐阜公園・歴史博物館前」バス停から徒歩約3分から5分です。寺には数台分の駐車場があります。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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