TabiShiri
寺 御朱印真言宗智山派・信濃三十三観音霊場第27番札所 松本市

牛伏寺

ごふくじ

この寺について
松本市内田、鉢伏山(はちぶせやま)のふもとにある真言宗の古刹(こさつ)。本尊の十一面観音(じゅういちめんかんのん)は「信州随一の厄除観音」として知られ、毎年1月の厄除縁日大祭には県の内外から多くの人が訪れます。経典を運ぶ赤と黒の二頭の牛がこの地で倒れたという伝説が寺名の由来で、平安時代の仏像を国の重要文化財として数多く伝えています。信濃三十三観音霊場第27番札所。

歴史・由来

牛伏寺(ごふくじ)を理解する鍵は、山の修行場から「厄除けの観音さま」へと歩んできた道のりにあります。 【山の修行から始まった寺】 寺伝では、聖徳太子(しょうとくたいし)が刻んだと伝わる観音像を、寺の背後にそびえる鉢伏山にまつったのが始まりとされます。もともとは山にこもって修行する修験道(しゅげんどう)の場で、寺も今より山の奥にありました。 【二頭の牛の伝説】 寺の名前は、奈良時代の天平勝宝(てんぴょうしょうほう)年間の出来事に由来します。唐(とう)から善光寺(ぜんこうじ)へ納められる大般若経(だいはんにゃきょう)600巻を運んでいた赤と黒の二頭の牛が、この地で同時に倒れました。寺の縁起は、これを本尊の十一面観音の霊力によるものと伝えています。こうして「牛が伏した寺」、牛伏寺と呼ばれるようになりました。 【山を下りて今の地へ】 戦国時代の天文(てんぶん)3年(1534年)、寺は山の奥から現在の場所へ移りました。境内には、江戸時代中期の正徳(しょうとく)年間に建てられた観音堂をはじめ、仁王門や如意輪堂(にょいりんどう)など江戸時代の建物が残っています。いずれも松本市の重要文化財です。 【厄除けの寺として】 本尊の十一面観音は、今も「信州随一の厄除観音」として信仰を集めています。毎年1月の厄除縁日大祭には、厄年を迎えた人たちが大勢お参りに訪れます。

見どころ・特徴

【平安時代の仏像たち】 本尊の木造十一面観音と、両脇に立つ不動明王(ふどうみょうおう)・毘沙門天(びしゃもんてん)の3体は、平安時代後期の作で国の重要文化財です。寺にはこのほか、釈迦如来(しゃかにょらい)と両脇侍(りょうきょうじ)、薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)、大威徳明王像(だいいとくみょうおうぞう)も伝わっています。重要文化財は4件8体にのぼり、多くは平成11年(1999年)に建てられた奥殿(おくでん)に収められています。本尊は秘仏で、33年に一度開帳されるとされています。 【観音堂】 江戸時代中期の正徳年間に建てられた大きなお堂です。間口五間(まぐちごけん)の堂としては、長野県内で3番目に古いものです。本尊を納める宮殿(くうでん、仏像を納める厨子〈ずし〉)も、松本市の重要文化財に指定されています。 【赤と黒の牛】 牛堂(うしどう)には、阿弥陀如来(あみだにょらい)の両側に、伝説の赤と黒2頭の牛の像がまつられています。 【朱塗りの仁王門と本坊】 享保(きょうほう)11年(1726年)の仁王門は、全体が朱で塗られた二階建ての楼門(ろうもん)です。寛政(かんせい)9年(1797年)の本坊(旧庫裏〈くり〉)は、信州の民家に見られる本棟造(ほんむねづくり)の建物として最大級の規模を誇ります。 【鐘楼の龍】 江戸時代の終わりに建てられた「厄除の鐘」の鐘楼では、天井に大正時代に描かれた龍の絵を見ることができます。 【四季の境内】 春は本坊前のしだれ桜や仁王門石段脇のシャクナゲ、夏は参道のアジサイが咲きます。秋は紅葉、冬は雪化粧したドウダンツツジと、季節ごとに表情が変わります。境内からは北アルプスの山並みも望めます。
年中行事・お祭り
【厄除縁日大祭】例年1月の成人の日とその前日 特別大護摩祈祷(ごまきとう)が行われ、厄除け・家内安全・商売繁盛・合格祈願などを祈ります。沿道には露店が並びます。2026年の大祭では、重要文化財の仏像を収める奥殿の特別拝観も行われました。 開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。

※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。

学び・特徴
本尊
十一面観音
宗派・寺格
真言宗智山派・信濃三十三観音霊場第27番札所
創建
寺伝では奈良時代・天平勝宝年間(8世紀なかば)に寺名が起こる。天文3年(1534年)に山中から現在地へ移転
ご利益
厄除け家内安全学業・合格
テーマ
霊場・巡礼重要文化財紅葉山・登拝
基本情報
住所
長野県松本市内田2573
参拝時間
御祈祷は毎日10時・11時30分・13時30分・15時の4回です(受付は各回の15分前まで)。 境内の参拝時間や、奥殿の拝観時間・拝観料は、公式サイトでご確認いただくか、寺へ直接お問い合わせください。

⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。

アクセス
【車】長野自動車道 塩尻北ICまたは塩尻ICから約20分(松本ICからは約25分) 【電車】JR篠ノ井線 村井駅から車で約20分(松本駅から車で約25分、塩尻駅から車で約20分) 【駐車場】あり(普通車550台、大型バス可)
記念メダル

スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。

参拝記録

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