この寺について
室戸岬の山の上にある真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)の寺で、四国八十八ヶ所霊場の第24番札所です。「東寺(ひがしでら)」とも呼ばれ、土佐国(今の高知県)で最初の札所にあたります。若き日の空海が修行した室戸岬に建ち、本尊は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)です。境内には国の重要文化財の仏像や、たたくと鐘のような音がする「鐘石(かねいし)」があります。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、若き日の空海と室戸岬との出会いです。
【空海の修行の地】
空海は延暦11年(792)ごろから数年間、室戸岬の近くで修行したといわれます。岬の海岸にある洞窟「御厨人窟(みくろど)」で、記憶力を高めるための虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)という修行を行い、明けの明星が口に飛び込んできたという話が伝えられています。
【寺の始まり】
寺の伝えによると、大同2年(807)、空海が本尊の虚空蔵菩薩を刻んで寺を開きました。嵯峨天皇の時代には、国の平和と人々の幸せを祈る勅願所(ちょくがんしょ)になったといわれます。
【安国寺から土佐藩の時代へ】
暦応4年(1341)には、足利尊氏によって安国寺(あんこくじ)とされました。その後、火災で焼けましたが、江戸時代の元和年間(1615〜1624)に、土佐藩主・山内忠義(やまうちただよし)の援助で再興されました。
【近代の再建】
明治時代には神仏分離の影響で荒れましたが、大正3年(1914)に再建され、今に続いています。
見どころ・特徴
【鐘石(かねいし)】
斑レイ岩(はんれいがん)という石で、置いてある小石でくぼみをたたくと、鐘のような澄んだ音がします。その音はあの世まで届くといわれ、亡くなった人を思いながらたたく人もいます。
【国の重要文化財】
石造如意輪観音半跏像(せきぞうにょいりんかんのんはんかぞう)、木造薬師如来坐像、木造月光菩薩立像(がっこうぼさつりゅうぞう)、漆塗三脚盤(うるしぬりさんきゃくばん)が、国の重要文化財に指定されています。
【伽藍】
本堂、大師堂、多宝塔、霊宝殿などが並びます。鐘楼堂は、土佐藩2代藩主・山内忠義が寄進したものです。
【宿坊】
境内には宿坊「最御崎寺遍路センター」があり、お遍路さんの宿泊を受け入れています。
学び・特徴
本尊
虚空蔵菩薩
宗派・寺格
真言宗豊山派。四国八十八ヶ所霊場 第24番札所。山号は室戸山、院号は明星院
創建
大同2年(807)、弘法大師空海の開創と伝わる
テーマ
四国遍路重要文化財宿坊
この場所を巡る軸
基本情報
住所
高知県室戸市室戸岬町4058-1
参拝時間
境内は参拝自由。納経所は7時から17時まで。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
高知東部交通バス「室戸岬」下車、へんろ道を登って約25分。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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