この寺について
真言宗豊山派。四国八十八箇所第二十六番札所。本尊は薬師如来。「西寺」の愛称を持つ室戸三山の最後の霊場。弘法大師が平城天皇の勅願により開いたと伝わる古刹で、境内には高知県指定天然記念物の珍しい寄生植物「奴草(やっこそう)」が自生する。
歴史・由来
金剛頂寺を理解する鍵は、「東寺」最御崎寺(さいみさきじ)と対をなす「西寺」である、という点にある。
大同2年(807)、弘法大師空海は平城天皇(へいじょうてんのう)の勅願を受け、自ら薬師如来像を彫って本尊とし、この寺を開いたと伝わる。当初は「金剛定寺」と呼ばれていたが、のちに嵯峨天皇(さがてんのう)から「金剛頂寺」の勅額を賜り、現在の寺名となった。さらに淳和天皇(じゅんなてんのう)も勅願所と定め、最盛期には180人余りの修行僧が集ったという。
室戸岬の先端に建つ最御崎寺を「東寺」と呼ぶのに対し、行当岬近くに建つこの寺は「西寺」と呼ばれ、室戸三山(最御崎寺・津照寺・金剛頂寺)の最後の霊場として参拝者を迎える。
文明11年(1479)の火災で堂宇を焼失したが、長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)が寺領を寄進するなど、歴代の領主から篤い信仰を受けて再興された。明治32年(1899)にも火災に遭い、大師堂と護摩堂を除く建物を焼失したが、その後に再建されたのが現在の姿である。
見どころ・特徴
【一粒万倍の釜】
弘法大師が3合3勺の米を炊いたところ万倍にも増えたという伝説の釜。大師堂のそばに伝わる。
【がん封じの椿】
弘法大師ゆかりと伝わる椿の御霊木。病気平癒を願う参拝者が手を合わせる。
【厄坂】
境内への石段は「厄落としの坂」と呼ばれ、男厄・女厄それぞれの階段がある。
【奴草(やっこそう)の自生地】
本堂から智光上人御廟へ続く林は、スダジイの根元に珍しい寄生植物「奴草」が群生する高知県指定天然記念物。見頃は11月下旬から12月上旬ごろ。
【霊宝殿】
木造阿弥陀如来坐像、板彫真言八祖像、銅造観音菩薩立像、銅鐘など、国指定重要文化財7件を収蔵する。
【訪ねかた】
奴草の見頃に合わせて11月末から12月上旬に訪れると、季節の自然とお寺めぐりを一緒に楽しめる。
学び・特徴
本尊
薬師如来
宗派・寺格
真言宗豊山派/四国八十八箇所第26番札所
創建
大同2年(807)、弘法大師空海が平城天皇の勅願を受けて開創。のちに嵯峨天皇から「金剛頂寺」の勅額を賜る。
ご利益
健康・病気平癒厄除けがん封じ
テーマ
天然記念物
この場所を巡る軸
めぐりコース
基本情報
住所
高知県室戸市元乙523
参拝時間
7時から17時まで(納経所)
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
高知東部交通バス「元橋」下車、徒歩約20分(約1.2km)。車の場合は国道55号線から山道を登るルートで、道幅が狭いので対向車に注意。仁王門下に駐車場があり(普通車20台・大型3台)、納経所で料金(普通車200円)を納める。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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