この寺について
岡山県総社市にある臨済宗東福寺派(りんざいしゅうとうふくじは)のお寺で、山号は井山(いやま)、本尊は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)です。室町時代の画僧・雪舟(せっしゅう)が少年時代に修行した寺として知られ、涙でねずみを描いたという逸話が残っています。室町時代に建てられた三重塔は国の重要文化財。秋の紅葉の名所としても親しまれています。
歴史・由来
この寺を理解する鍵は、「天才画家・雪舟が少年時代を過ごした禅寺」という点にあります。
【天台宗から禅寺へ】はじめは天台宗の寺でしたが、鎌倉時代の貞永(じょうえい)元年(1232年)、備中国(びっちゅうのくに)出身の禅僧・鈍庵慧總(どんあんえそう)によって禅寺に改められました。四条天皇(しじょうてんのう)の病気が治るよう祈ったとき、空から星が落ち、そこに井戸を掘ったという言い伝えから、「井山」という山号がついたとされています。
【雪舟と涙のねずみ】室町時代の画僧・雪舟は、少年時代にこの寺で修行しました。修行をせずに絵ばかり描いていた雪舟は、罰として柱にしばられてしまいます。そのとき床に落ちた涙を足の指で集めてねずみを描いたところ、あまりに本物そっくりで、和尚が驚いたという逸話が伝わっています。
【戦乱と復興】戦国時代の天正(てんしょう)3年(1575年)、戦乱によって三重塔を残して建物のほとんどが焼けてしまいました。今の伽藍(がらん)は、江戸時代のはじめに建て直されたものです。
見どころ・特徴
【三重塔】室町時代の永和(えいわ)2年(1376年)に建てられた、高さ約18.5mの朱塗りの塔です。岡山県内で2番目に古い塔で、国の重要文化財に指定されています。戦国時代の戦火を生きのびた、寺でいちばん古い建物です。
【禅寺の伽藍】山門・仏殿・経蔵(きょうぞう)・方丈(ほうじょう)・禅堂・鐘楼など、禅寺らしい建物がそろっています。方丈などは国の登録有形文化財、梵鐘は岡山県の文化財です。
【雪舟ゆかりの寺】雪舟が「涙のねずみ」を描いたという逸話の寺として知られています。
【秋の紅葉】11月中ごろに見ごろを迎える紅葉は、岡山県を代表する紅葉の名所の一つです。
【座禅体験】毎月第2日曜日(8月を除く)に座禅会が開かれ、予約をすれば座禅体験もできます。
年中行事・お祭り
【定例座禅会】毎月第2日曜日(8月を除く)
参加費500円(中学生以上)。
【紅葉の見ごろ】例年11月中ごろ
開催日・開催有無・時間は変更される場合があります。お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。
※ 開催日・開催有無は必ず公式サイトでご確認ください。
学び・特徴
本尊
虚空蔵菩薩
宗派・寺格
臨済宗東福寺派/三重塔は国重要文化財(昭和2年〈1927〉指定)
創建
はじめは天台宗の寺。貞永元年(1232年)、鈍庵慧總によって禅寺に改められた。
ご利益
学業・合格厄除け
テーマ
紅葉禅重要文化財
基本情報
住所
岡山県総社市井尻野1968
参拝時間
5時から17時まで。座禅体験は1,000円(小学生以上、要予約)。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR「総社駅」から徒歩約30分。車の場合は、岡山自動車道・岡山総社ICから約15分。駐車場あり(普通車75台、大型車は第二駐車場)。
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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