この寺について
平安時代の大同2年(807年)に、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が観音堂を建てたのが始まりと伝わる、深浦の港町にある古い寺です。山号は春光山(しゅんこうざん)。
「澗口(まぐち)観音」と呼ばれ、北前船の船乗りたちから厚く信仰されました。嵐から助かった船乗りが奉納した髷(まげ)など、海の信仰を伝える品々が残っています。
歴史・由来
【田村麻呂と観音堂】
寺の伝えによれば、大同2年(807年)、征夷大将軍の坂上田村麻呂が観音堂を建て、聖徳太子が作ったとされる十一面観音菩薩の像を安置したといいます。その後、貞観10年(868年)に円覚法印(えんがくほういん)が観音堂を建て直し、円覚寺と名づけたと伝わります。
【中世の記録】
室町時代の至徳2年(1385年)の鰐口(わにぐち)や、永正3年(1506年)の棟札(むなふだ)が残っていて、古くからのお寺だったことが分かります。
【津軽藩の祈願寺】
江戸時代には津軽藩の祈願寺として、歴代の藩主に守られ、何度も修理や建て直しが行われました。
【北前船の寄港地】
深浦の港は津軽藩の「四浦(しうら)」の一つで、日本海を行き来する北前船の寄港地としてにぎわいました。商人や船乗りたちがこの寺に参り、多くの品を奉納しました。
見どころ・特徴
【龍燈杉の伝説と髷額】
深浦の沖で嵐にあった船乗りが観音さまに助けを求めると、境内の龍燈(りゅうとう)の大杉のこずえから光が放たれ、船を陸へ導いたという伝説があります。助かった船乗りたちがお礼に切った髷を奉納した額が残っていて、ほかの奉納品とあわせて「円覚寺奉納海上信仰資料」として国の重要有形民俗文化財になっています。日本遺産(北前船)の構成文化財でもあります。
【薬師堂内厨子】
薬師堂の中にある厨子(ずし、仏像を納める箱型の仏具)は、国の重要文化財です。
【毛髪刺繍の掛け軸】
髪の毛を糸のように使って刺繍した、全国でも珍しい掛け軸が伝わっています。
【寺宝館】
これらの宝物は寺宝館で見学できます。20分から30分ほど、説明を聞きながら案内してもらえます(有料)。
年中行事・お祭り
学び・特徴
本尊
十一面観音菩薩
宗派・寺格
真言宗醍醐派・津軽三十三観音霊場第10番札所
創建
大同2年(807)、坂上田村麻呂が観音堂を建てたと伝わる
ご利益
海上安全厄除け家内安全
テーマ
霊場・巡礼重要文化財日本遺産海・湖畔
基本情報
住所
青森県西津軽郡深浦町深浦浜町275
参拝時間
寺宝館は8時から17時まで(12月から3月は8時から16時まで)。拝観は有料です。
⚠️ 情報が古い場合があります。最新の受付時間は公式サイト等でご確認ください。
アクセス
JR五能線「深浦駅」から徒歩約20分
車は東北自動車道「浪岡IC」から約90分
隣の「風待ち舘」の無料駐車場が利用できます
記念メダル
スポットの近く(200m 以内)で位置情報を有効にしてチェックインすると獲得できます。
参拝記録
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